RSS | ATOM | SEARCH
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

author:スポンサードリンク, category:-,
-, -, -
免振に思う
JUGEMテーマ:ビジネス

 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-4-20   No.390
   友引         免振に思う
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先日マスコミが、今回の地震の結果、震度6でも揺れを殆んど感じなかった、
という家庭へのインタビューを交え、エアー免振技術の紹介をしていました。
同日テレビとラジオ両方で取り上げていたので、さぞや新発明かと思いきや
・・・。

実際は、2008年ごろには一般の人も知っており、また、良いところばかりでなく
弱点なんかも掲載されていました。無論、世の中、かの原発の安全神話も崩れ、
年金保証はすでに100年安心と言った話も総崩れ、で、完璧なものは何もない、
これが定説だ、と揶揄されそうな状況の中においては致し方のないことです。

もっとも、改良も当然施されてきていて弱点の除去は徐々に進んでいるようです。
災害が起こって初めてモノを知る、という感じですが、このエアー免振もそも
そもは、マレーシアにいる時の経験、すなわち、沈没した船を浮かせて沖合の
深い海に沈めなおしたという発明者の経験がもとにあります。

そして、この経験をもとにあの重たい船を浮かせられるなら家も浮かせられる、
と思ったのがきっかけ。お風呂に入っている時、エアーの力を頭の中で計算。
そして、0.1気圧程度(女性の吹く力程度)で家を浮かせられると想定出来た
ことから始まる物語です。

いやそれよりも何よりも、建築関係に身をおいていて、地震大国の日本で安く
安全に家を守り命を守ることを目指すという熱い想いの中でこのエアー免振を
現実化させていった、というのが正解でしょう。

TBSテレビ「夢の扉」は、その発明者坂本祥一氏を取り上げ 2009年4月5日に
放映をしています。そして【坂本祥一さんのマイゴール】は『2015年までに、
どんな地震からでも住む人を守る、エアー免震住宅を、全国に広めたい』と
結んでいました。


何かの発明・発見というのはこれで終わり、というものがありません。

何か新しいものを創りだすことは、普段の生活の中にそのヒントがあって、
ふっと思いつくように思われるのですが、実際には、如何にヒトの役に立てる
か、自分が出来ることは何か、を常に考えているところにそのミソがあるの
ではないでしょうか?!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<編集後記>
───────────────────────────────────

自分の能力において多忙を通り越した日が続いています。。。だから、人の
ために役立つアイデアがまとまらないのだ、とは言えない・・・ですね。
本誌第10号でも、ちらっと取り上げた『アイデアマラソン』あなたもやってみては
如何でしょう?!(私? 私のことは気にしないでください(^_^;))その基本
ルールは次の3点;(参照URL http://www.idea-marathon.net/ja/
1.1冊のノートを持ちます。あなたの「人生ノート」です。仕事も、個人のこと
も、発想も、すべて時間順(時系列)に書き込みます。
2.毎日必ず、最低1個、オリジナルの発想を考えて、ノートに書きます。
3.発想を、まわりの家族、友人、同僚と話して、できればPCのデータベースにも
入れます。(アイデアマラソン研究所所長:樋口健夫氏)
・・・どうです。簡単でしょ(^^;)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆メルマガ名:「PPM戦略考」
☆発行責任者: 有限会社コンシェルジェ;戸村おさむ
        段取りコンサルタント・ITコーディネータ
☆公式サイト: http://conc.biz
☆問い合わせ: ceo@conc.biz
☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
☆登録・解除: http://www.mag2.com/m/0001039841.html

☆このマガジンの掲載記事を無断で、転載・使用することを禁じます。
  Copyright(C) 2010 The Concierge Japan,Inc.
☆転送はフリーです。 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

author:リーダー發育講師, category:総 論, 09:00
comments(0), trackbacks(0), -
反 省
JUGEMテーマ:ビジネス

 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-4-14   No.389
   友引         反 省
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「反省しきりです」とか「反省してます」という言葉の表現って神妙に言う場合
と、軽く笑顔で言う場合とでは、ほぼ180度感覚的に違うものです。特に語尾を
伸ばして“で〜す”“ま〜す”と話す場合は、昔流行った「反省だけならサル
でも出来る」世界になりますから不思議です。

その「反省」というものは、自分のしてきたことを振り返り、その良否を考える
こと、あるいは、良くなかった点を認め改めようと考えること、ですが、いず
れにしても“考える”こと(だけ)です。


そこで言葉だけでは軽すぎるので「反省文」などを自主的に書いたり書かされ
たりするわけです。自主的に「書く」という場合は、姿勢が前向きで、反省後の
行動を明確にしていくのですが、「書かされる」という表現になりますと、どち
らかというと、姿勢が後ろ向きになるのがこれまた不思議なことです。

また、学生時代に書く反省文とビジネスとして書く場合では、もちろん対象も
まったく異なるものですから比較するものではありませんが、一般的には、
学生は自分のこと、ビジネスは相手のことを慮る表現になることが多いと思い
ます。


ビジネスにおいては、「始末書」のように自分の行動や会社への損害(迷惑)に
反省文を書く場合もあります。私も、従業員証をスリにやられた時にこの始末書
なるものを書いたことがありました。

一般的なビジネス文書の中にいう反省文というものは、通常は、クレーム対応で
「詫び状」とか「謝罪文」などの表現で、対外的な会社としての姿勢を文章で
表現し、以後の対応についての一種の約束文として提示するのが目的となるもの
です。


確かに書く段においては、つらいものもありますが、これも考えようによっては
“雨降って地固まる”がごとく、自分や自社の身を引き締める一つのステップ
として、前向きにとらえ、自己の成長や会社と顧客など先方様との新たな親密度
を高める絶好の機会としてとらえるべきものなのです。

先に書きましたように、書かされるということではなく、むしろ積極的に
改善策・次善の策を考える機会として、過去を感情的にならず冷静に分析し、
反省する事象に至った経緯をながめることです。

その際にゼッタイしてはならないことがあります。それは、他人のせいでこう
なった、と考えることです。これは、自己逃避に終わり“サル”と同じ行為に
なってしまいます。他人のせいにしたいところで、必ずそこには自己の判断が
あるはずだからです。

例えば、誰かに言われたから“仕方なく”・・・この仕方なくというのは誰が判断
したのでしょう?

そして、ゼッタイしなければならないことがあります。それは、反省すること
で、気付いたことは何か?学んだことは何か?そして、何か一つでも、今後の
行動で行うべきことは何か、を明確にすることです。

考えることが大切
書くことがもっと大切
行動することがもっともっと大切

そう、反省とは課題解決の手法の一つの型なのです。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<編集後記>
───────────────────────────────────

我が家に、ついにシカがきました。あ、いや、その「チデジカ」というやつです。
昨今風景の良くないアンテナが、さもウチは地デジしてます、とにょっきり
立ってますが、我が家はアンテナの要らない「光で○○」というものです。
ウチにはテレビが3台あります。その内、地デジ対応は1台だけ。他の2台の
内、1台は少なくも今後1−2年はアナログでいます。何故なら、2画面が見
えるメリットがあるからです。そして、そのうちに、昨年3DTVが流行った
ために?販売を控え、現在欧米でしか販売していないS社のインターネットTV
が販売されるでしょう。それを待って買うつもりです。デジタルTVはインター
ネットとセットであるべき。これは必然だと思っています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆メルマガ名:「PPM戦略考」
☆発行責任者: 有限会社コンシェルジェ;戸村おさむ
        段取りコンサルタント・ITコーディネータ
☆公式サイト: http://conc.biz
☆問い合わせ: ceo@conc.biz
☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
☆登録・解除: http://www.mag2.com/m/0001039841.html

☆このマガジンの掲載記事を無断で、転載・使用することを禁じます。
  Copyright(C) 2010 The Concierge Japan,Inc.
☆転送はフリーです。 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

author:リーダー發育講師, category:総 論, 10:00
comments(0), trackbacks(0), -
対立という関係
JUGEMテーマ:ビジネス

 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-4-13   No.388
   先勝         対立という関係
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

“対立”という関係は、国家や政治から始まり、身近なご近所や家庭内におい
ても、あらゆる場所でその状態が存在するものです。

そこには、二つ以上の組織あるいは人が、互いに立場やものに対して譲り合う
状態になく、張り合う状態にあることをいいます。そして、戦争や裁判抗争、
対峙とか睨みあい、という状態になるわけです。

一方、張り合うという意味ではなく、対立の関係にあって収まるものもあります。
対立遺伝子というものや、身体における目・耳・肺・腎臓の類で互いに補完
し合うものとして存在するものもあります。


さて、対立関係=敵対関係 という一般的なイメージとしての“対立”という
ものは良くないものか?・・・と考えるに、われわれ社会人・企業人として
「ものは考えよう」という言葉を思い起こしてみましょう。

無論、現実的には“足を引っ張るヤツ、会議で反対ばかりするヤツ、アイデア
に批判ばかりするヤツ、いやな上司・いやな部下”等、こうして並べますと
少々気分が悪くなりそうですね。
聖人君子でない私たちは、出来ればこうした“気分が悪い因子”というものは
可及的速やかに排除したい、と願いたいところです。

でも、考えてもみてください。今、目の前の気分の悪い人をもし排除出来たと
したら全て終わりで気分が良くなるのでしょうか? 世の中や会社内が平和で
幸福になるのでしょうか?

大昔から敵対とか対立した関係というのはなかったのでしょうか?
そう考えますと、この対立ということは、正面から受け止め前向きにとらえる
ということが大事なことなのです。


一つ間違いなく言えることは、人が進歩してきた背景にこの対立や競争などの
関係が産み出してきたのではないでしょうか? あいつには負けない、他社には
負けない、他の人より早く良いものを開発したい、という競争心がもしなかっ
たら、、、と考えますと、必ずしも対立関係が良くないわけではありません。

vice versa 英語の日常会話でもよく使う言葉です。すなわち、逆も真なり。
対立する、ということは、世の中の常なのです。すなわち、立ち位置、価値観、
環境と、いろいろなことで、もともと人はそれぞれで違うものです。

かっこいい言葉で締めくくるとすれば、お互い様、ものは考えよう、という
ことです。対立する人がいるからこそいろいろと“知恵を出し工夫をする”
そして自分を成長させてくれるんだ。自分の意見を見直すチャンスを与えて
くれる良い人かも知れない。だから・・・

「対立者とは“お陰さま”と感謝をする相手のことである」という定義ができる
のではないでしょうか?!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<編集後記>
───────────────────────────────────

最近のマスコミは、内向きに行動しているように思えてなりません。批判型と
提案型があるとすれば批判型。現実派と評論派があるとすれば評論派。経営者
型と従業員型があるとすれば、従業員型。
すべて、課題に対して、自身で切り崩すことをしないで批判に終始して感情に
訴える格好にみえます。政治に関しても、政府の反対側すなわち対立側におう
おうにして立って報道しているように思えます。無論、今般取り上げたように
別の立ち位置から評価・叱咤激励することも必要なので100%批判しているのでは
ありませんが、、、出来れば、もう少し提案型になって、今回の地震の結果を
追い求めるだけではなく、復興への動きの事実や提案を報道して欲しいのです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆メルマガ名:「PPM戦略考」
☆発行責任者: 有限会社コンシェルジェ;戸村おさむ
        段取りコンサルタント・ITコーディネータ
☆公式サイト: http://conc.biz
☆問い合わせ: ceo@conc.biz
☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
☆登録・解除: http://www.mag2.com/m/0001039841.html

☆このマガジンの掲載記事を無断で、転載・使用することを禁じます。
  Copyright(C) 2010 The Concierge Japan,Inc.
☆転送はフリーです。 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

author:リーダー發育講師, category:総 論, 09:42
comments(0), trackbacks(0), -
新入社員とマネージャの苦労
JUGEMテーマ:ビジネス

 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-4-12   No.387
   赤口       新入社員とマネージャの苦労
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新入社員は(一般的には)また同時に新社会人ということです。毎日が新鮮で、
興味があれば起こることすべてが楽しいものかも知れません。

ですが、一方で、仕事や人に対する恐怖とか不安というものは、会社や社会
という未知の世界に対して普通に感じるものだと思います。ま、これは新人
だけでなくとも、新しい職場への転勤などで旧人も多少とはいえ、まごつい
たり新職場にとけこめるか、の一抹の不安というものは感じるものです。

これは、受け入れる側についても、どんな人が来るのだろうか?(ましてや、
リーダーとかマネージャなどの)ボスが変わるような場合は、どんなに職場が
変わるのか、というように、期待半分でお互い気になるところです。

とはいえ、数週間経ってきますと、気持がお互いに落ち着いてきます。この
一つの“こなれ”状態から、次のステップに行くところで、ある節目というもの
が生じるのです。
ご存じのようにこれを昔から「3日3月3年(みっかみつきさんねん)」と
いう表現で、乗り越えるべき“壁”が存在する時機を表わします。これをそれ
ぞれ乗り越えてやがて一人前になっていく、と言われているのです。

壁は別の表現でも表わされ、皆さんご存じの「五月病」。緊張感が解けてきて
気の緩みから感じるストレスやそこから派生する体調崩しなど、特に症状と
しては精神的なものが多いのです。

『やる気が出ない・イライラする・憂鬱になる・焦りや不安を覚える・何事にも
無関心になる・動くのが億劫になる・職場に行きたくなくなる』などで、
それがまた原因で『食欲不振・睡眠障害・めまい・動悸』など体調もこわしだす
ころでもあります。

こうした壁は、多くの人は自分で乗り越えていくのですが、10人が10人とも
問題ない、とはいかず、表に見えない心の中でストレスを溜めていくわけです。

新入社員の場合は、職務上の大きなトラブルや失敗などを体験する、という
ことは少ないと思われるだけに、やはり、精神的な部分でのサポートが必要な
ことだといえます。

一般的に部下が「会社を辞めたい」と言い出す場合の方程式はありません。
ですが、大きく、
(1)既に腹を決めており説得の余地はない(2)状況で考え直すかも知れない
この2者択一。(1)は別として、(2)は上司としての対応も試されること
になります。

新年度の立上げのピリピリしている時に、新人への対応にもピリピリする立場
としてきつい時期ですが、やはり、採った以上は着実に育てたいものです。
本人との会話を通して問題点はないか、また、本人だけでなく周りからの情報も
収集して、偏った情報にならないように工夫する必要があります。

先号に書きましたように、新入社員は会社への忠誠心が高くなってはいますが、
一方で、(世間を含め)わがままに育てられている為、辛抱・忍耐という言葉を
結構忘れているようにも思えます。

この時期、新入社員も大変ですが、リーダーやマネージャの立場にいる人に
とっても、ある意味、その手腕を試される大変な時期でもあります。壁を
乗り越えさせる支援をする価値というのは、一企業というだけでなく、社会に
とってもとても大切なものだと思うのです。頑張って欲しいと思います!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<編集後記>
───────────────────────────────────

私は、東京都内に用事があって出る時は、普段から可能な限り“ラッシュアワー”
を避けるように段取りしているのですが、最近はさらに“地震難民”にならない
ように、可能な限り早く都内を抜け出すことに気を取られている状況です。
自然という大きなタイムスケールからすればホンのわずかな時間なのでしょうが、
昨日起こった余震は、また新たに若い高校生の命までもうばってしまいました。
とても哀しい現実です。早く地震がおさまって欲しいと願うばかりです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆メルマガ名:「PPM戦略考」
☆発行責任者: 有限会社コンシェルジェ;戸村おさむ
        段取りコンサルタント・ITコーディネータ
☆公式サイト: http://conc.biz
☆問い合わせ: ceo@conc.biz
☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
☆登録・解除: http://www.mag2.com/m/0001039841.html

☆このマガジンの掲載記事を無断で、転載・使用することを禁じます。
  Copyright(C) 2010 The Concierge Japan,Inc.
☆転送はフリーです。 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

author:リーダー發育講師, category:人 財, 13:21
comments(0), trackbacks(0), -
新社会人は受け身人間か?
JUGEMテーマ:ビジネス


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-4-11   No.386
   大安        新社会人は受け身人間か?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

4月に就職できた人は、昨今のきびしい就職戦線事情の中で晴れて新社会人として
巣立った方々です。そして新入社員教育も開始され、1週間ほど経ったところです
ね。先ずは、お祝い申し上げます。

先ずは、というのもヘンな言い方ですが、新人教育というのは当然単なる生徒と
先生あるいは学校という関係ではありません。また、会社側としても、新人教育
に会社の資金を投入して、ある意味、新人の方々に対し“投資”をするわけです
から、当然、それなりの期待もする、という現実があるわけです。

従って、単にめでたいではなく、会社側も新入社員側も真剣にこの教育期間の
時間を大切にせねばなりません。私個人の場合は、今は昔の良き時代でしたので、
ゆったりと3カ月も勉強の機会を充てて頂いたのですが、昨今ではそんなのんびり
した構えは出来ませんからね。

ま、時間の長短は基本的には関係なく、この時期は、学生(被教育人)から
社会人という永久変身をする時です。ちょうど、さなぎが蝶に変身するがごとく、
身を守ってくれていた殻がなくなり、美しく、、、はともかく、外敵から自らの
力で守らなければならなくなったわけです。

会社も、その為の初歩の心構えと行動や知識などを伝え、社会人第一歩としての
羽ばたきが出来るように教えていくことになります。


この時、とても大切なことがあります。それは行動できる人に出来るかどうか、
ということです。
昨今は特に、イメージとして「受け身人間で言われたことしかしない」傾向に
あるだけに、この意識を変えなければならないと思うからなのです。


ところが、です。驚くような興味深い結果が、日本生産性本部の2010年度の新入
社員秋の意識調査で、出ているのです。
(参考:http://activity.jpc-net.jp/detail/mdd/activity001012/attached.pdf

◎職場の人間関係の良さは期待以上?の設問に、“期待通り+期待以上”併せると
 91% という高い満足度を持つこと
◎会社の運動会などの親睦行事は参加したくない?という設問で、88%がそうは
 思わないという回答
◎職場の先輩や他の部門とチームを組んで成果を分かち合える仕事を希望する?
 という設問に、78%がイエス
◎自分のキャリアプランに反する仕事も我慢し続けるのは無意味か?に対して
 そうは思わないが74%
◎将来の自分のキャリアを考える上で、社内で出世するより独立したいか?に
 対して、そうは思わないが83%
◎各人の業績や能力が大きく影響する給与システムを希望するか?という設問は
 その回答が微妙で、ここ10年全般的に下がり続けてきたのが底打ちかどうかは
 分からないのですが、反転。またこれを裏付けるように“同期入社でも昇格に
 差がつくような職場を希望するか? に対し、10年下がり続けてきたものが
 ここでも同じように反転した結果がでたのは「何を意味するのでしょう?」


恐らく、これだけ厳しい就職戦線で勝ち抜いたものだから、勝ち取った地盤は
死守しよう、という構え(新人としての戦略?)からでしょうか?
言い換えれば、保守的で会社に対する忠誠心の高い新人が産まれていることに
なるわけです。50歳以上の年齢の者からすると、何か昔に帰ったような感覚に
なりますね。

昔風の教育というのはざっくり言うと「公私べたべた教育」というような
皆家族だ仲間だ、というような鷹揚で融通をきかせ合わせるような関係の中で
行われたように思います。それが高度成長の中で崩れていったんですね。

私はそういうことからも、これからの「最重要教育テーマ」はお互いが楽しい
のも苦しいのも含めてストロークを打ち合う“コミュニケーション”術といい
ますか、スキルとだと思うのです。

ただし、これは、上から下への一方通行ではありませんから、当然、上の人も
学ぶ必要があるスキルです。心して新社会人を向かい入れましょう!!



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<編集後記>
───────────────────────────────────

昨日、一日中“春の統一地方選挙”の選挙会場でアルバイトをしていました。
場所が少し田舎だったせいか、若年者の投票がやはり少なく感じました。
当日の投票率は35%いったかどうか(期日前が最近多いので50%は越えている
とは思いますが)。その中で若者の投票率はどうだったのでしょう?
選挙をゲーム化するのはもってのほかですが、何とか選挙を身近に感じさせる
必要はあるのかと思います。当然法律の改正が必要ですが、もっと、インター
ネットを活用した選挙があっても良い、とあらためて思った一日でした。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆メルマガ名:「PPM戦略考」
☆発行責任者: 有限会社コンシェルジェ;戸村おさむ
        段取りコンサルタント・ITコーディネータ
☆公式サイト: http://conc.biz
☆問い合わせ: ceo@conc.biz
☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
☆登録・解除: http://www.mag2.com/m/0001039841.html

☆このマガジンの掲載記事を無断で、転載・使用することを禁じます。
  Copyright(C) 2010 The Concierge Japan,Inc.
☆転送はフリーです。 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

author:リーダー發育講師, category:人 財, 11:14
comments(0), trackbacks(0), -
楽しく仕事をするために
JUGEMテーマ:ビジネス

 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-4-8   No.385
   友引       楽しく仕事をするために
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

仕事を楽しむと仕事が楽になる・・・と、思いませんか? 仕事を“仕事道”として
極めると、仕事道というものは“道楽”になると思いませんか?

おおよそ日曜日の夕方から夜にかけては、新しい週が始まり“よっしゃー!!”
と、気持ちの切り替えを図って月曜日から頑張るぞー、、、となります、よね??


仕事は、時間との掛け算。だから効率と能率が係数になって、思うような結果が
出る時もあれば出ない時もあります。・・・そして良い結果が出た時は、高い評価
を得てお金をたっぷり頂く・・・これほど素晴らしいことはないですよね。

ですが、現実は「時間は24時間」「仕事は折り重なるようになっていて全貌が
見えない」という状況にあっていろいろと足かせがあるものです。


こうした中で「時間」というキー・ファクターを有効に活用しようよ、と
いうと、皆さん“うん”とうなづくところです。


先ず一日の時間の有効活用として「朝」の頭がすっきりしている時に複雑な
ものや段取りなどを済ましてしまう・・・ということがあります。これには、
夜型と称している人は“賛成しかねる”という人もいるでしょう。でも、
それはあなたの頭であって、あなたの周りの人がそういうことではない筈です。

・朝の仕事の開始はいつもより30分早くする
・早朝会議をする(限られた時間で集中して効率的な討議を行う会議を持つ)

また、朝という時間に関係なく
・仕事の見える化を図る(折り重なる仕事を分解)と同時に優先順位を付ける
・早めに仕事に着手して前倒し(与えられた仕事をこなす、という姿勢を変える)
なども時間の有効活用、すなわち、効率化・能率化につながります。


もちろん、これ以外にも時間の有効活用の方法はありますが、上述したものを
ざっくりと眺めて考えてみますと、一つの大きな理屈に当たります。
それは「緊急度の高いもの・重要度の高いものを優先して行う」ということです。

すなわち、重要じゃなくて急がないものを一生懸命やっても、結果は思う評価を
得られない、ということです。重要で急ぐものを何故放っておいたのかと叱責
されるのが落ち、となります。

ここでよく比較されるのが「重要度は高いが緊急でないもの」と「重要では
ないが緊急度の高いもの」どちらを優先しますか? というものです。。。
あなたならどちらを選びますか?

一般的には、後者を選ぶ人が多いものです。どうしても、目の前に火が付いて
いるものがあれば、手で振り払いたくなるものだからです。

そうです。お察しの通りで、日常的によくやってしまうこのことは、結局
火の粉を払うのに夢中になってしまい、大切で重要な事項をさばく時間がなく
なってくる、ということを忘れてしまうのです。


仕事を楽しくするためには『目の前の火の粉を振り払うことに執着しない、と
いうことである』・・・と、ここでは結論付けたいと思います。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<編集後記>
───────────────────────────────────

S.R.コヴィー氏の“7つの習慣”はご存じでしょう。その第3の習慣に「重要
事項を優先する」とあります。
今号の書き出し時に思っていたのは「仕事を楽しくするためには、時間を有効に
活用するタイムマネジメント能力を高めよう」というような結論にしようと
思ってたいたのです。ですが、行き着いたところが“7つの習慣”でした。宣伝
するつもりも何もないのですが、とにかく、このことは大事だとあらためて分か
りました。とはいえ、問題はまだ残っていますよ!!
「いったい何が“重要事項”なんでしょう?”・・・それを決めるのは、あなたで
あって、それを決めることが“最重要事項”なのです!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆メルマガ名:「PPM戦略考」
☆発行責任者: 有限会社コンシェルジェ;戸村おさむ
        段取りコンサルタント・ITコーディネータ
☆公式サイト: http://conc.biz
☆問い合わせ: ceo@conc.biz
☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
☆登録・解除: http://www.mag2.com/m/0001039841.html

☆このマガジンの掲載記事を無断で、転載・使用することを禁じます。
  Copyright(C) 2010 The Concierge Japan,Inc.
☆転送はフリーです。 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

author:リーダー發育講師, category:総 論, 19:18
comments(0), trackbacks(0), -
リーダーが欲しい
JUGEMテーマ:ビジネス

 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-4-7   No.384
   赤口        リーダーが欲しい
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

仕事先でどうしても今回の東日本大震災のことが話題となります。特に女性は
原発問題をかなり深刻なものとしてとらえ、一般的に、放射性物質の含まれた
水が放水されていることをとにかく不安視し恐れていることが分かります。

またマスコミ関係も読者や視聴者のことを考え、加えてコメントする専門家も、
とにかく大変だ、放出をすべきではない、と言って問題を片付けようとして
いるようにみえます。


単純に言えば、現在漏れている物を堰き止めると当然その分がどこかにたまる
ことになるわけで、どこかであふれることでもなければプールのように水が
溜まり、再び電源が水につかってしまいます。従って、当然本質的な問題解決
にはつながらないものです。

そもそも設計が問題であった、というコメントも問題解決には全くつながり
ません。
事実をみながら今後の解決策をどうするか、ということが大事なことです。
これは、原発だけではなく震災復興への道筋として、マスコミがこれから特に
政治家や国民に対してあおっていくべき視点だろうと思います。

こうした中、国を思う政治家がまとまらない問題も大きな問題ですが、少なく
とも批判家の集団にならないことを希望するところです。政治思想を統一する
というものではありません。先般の国会の中で、国民生活のためにはあえて
一部の法律は賛成投票をするとしたK党には(私個人の支持政党ではないの
ですが)拍手をしたいと思いました。


ところで、企業における経営課題というものも毎日毎時のように発生するもの
で規模も大きなものから小さなものまでいろいろあります。経営者が経営判断
をするのは基本的には未曾有のことばかりなのです。

通常起こる前例に従えるような問題というものは、一般的には管理者に責任を
持たせ過去の経験等に基づく判断により処理をさせることで(全てとはいいま
せんが)処理しうるものだからです。

その経営課題の解決というものは、必ず、前向きであるべきあって、ウィルス
対策のパッチワークのようなものであってはならないものです。パッチワーク
というのは、先ほどの“水を堰き止める類”です。

では、どうする?

大きな課題には誰でも思いつくことではあるのですが、プロジェクト・チーム
を作ることです。特に関係する組織が多いほどより有効で、組織の壁を外した
クロスファンクショナルな新組織をチームとするのです。


日本の国を一つの経営会社だとすると、今、とてつもない課題を抱えてしまっ
ている状態です。ただ、やみくもに大変だ大変だ、というだけでは何の役にも
立たないものです。

大変な現実は肯定しながらも、これを好機としてとらえて国家100年の大計の
見直しを図りつつ、次代どうあるべきかの戦略を立てねばならない時です。
マスコミもこの点に今後の焦点を当てて欲しいと思います。

復興に関しては、津波対応のために20mも30mもの防波堤を作る愚はゼッタイ
避けるべきで、地形全体をみた“働く低地エリア・暮らす高台エリア”や、
小さな農家の復興は大変なので集団経営による協働復興を考えてみる、など
今まさにチャンスだととらえたいものです。


今こそ『未来夢国家プロジェクトチーム』を結成すべき時です。課題は無数に
あります。教育・税・健康福祉・軍事・エネルギー問題も無視すべきでなく
ましてや復興など一部の政党のみで考えるべき課題ではない部分がいっぱい
あります。


先般来日された日産復活のリーダーであったカルロス・ゴーン氏をテレビで
見ながら、日本再生プロジェクトの『リーダーが欲しい』・・・と思った次第です。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<編集後記>
───────────────────────────────────

最近の思いを書きなぐりました。最後まで読んで下さった読者に感謝します。
ピンチをチャンスとすることは企業も国家も同じです。日本が世界の復興モデル
国家となり、安心・安全国家に変貌することを期待し協力していきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆メルマガ名:「PPM戦略考」
☆発行責任者: 有限会社コンシェルジェ;戸村おさむ
        段取りコンサルタント・ITコーディネータ
☆公式サイト: http://conc.biz
☆問い合わせ: ceo@conc.biz
☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
☆登録・解除: http://www.mag2.com/m/0001039841.html

☆このマガジンの掲載記事を無断で、転載・使用することを禁じます。
  Copyright(C) 2010 The Concierge Japan,Inc.
☆転送はフリーです。 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

author:リーダー發育講師, category:総 論, 07:59
comments(0), trackbacks(0), -
一人ひとりのうつ対策
JUGEMテーマ:ビジネス

 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-4-5   No.383
   大安        一人ひとりのうつ対策
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

人生においては、楽しく嬉しく心が躍ることもある半面、病気にまでならなく
とも憂鬱で周りが見えなくなって自分ひとりが世界で一番不幸な者だと思う時
もあります。

私自身が“うつ病”と診断されたことがなく、その大変さ・深刻さを体感して
いないのですが、周囲を振り返った時にうつ病の人のことをよく見聞きします。
快復にはすごく気長な治療に耐えなければなりません。また、状況によっては
周囲の多くの人も巻き込んでしまうものだけに無視できない大きな問題です。

「うつの症状」について東京都世田谷区の唐木心療内科クリニックさんのサイト
「うつ病の9つの症状」から引用させて頂きます;
(1)うつ気分・・・気持ちが沈みこみ憂鬱。身体の痛み、倦怠感、イライラ感。
(2)興味や喜びの喪失・・・楽しんできたものに興味をなくす。何をやっても
         おもしろくなく、自分の世界に引きこもるようになる。
(3)食欲の減退か増加・・・一般には食欲の低下。食欲あっても特定の食べ物だけ。
(4)睡眠障害・・・不眠(午前三時症候群)もあれば日中も寝る睡眠過多症状も。
(5)精神運動の障害・・・行動遅い・口数少ない・声が小さくなる。逆に、
       落ち着きなくイライラ感による足踏みなど表面上元気の場合も。
(6)疲れやすさ・気力の減退・・・身体が重い、何もする気がない等と感じる。
(7)強い罪悪感・・・根拠なく自分を責める。過去を思い、くよくよと考え込む。
(8)思考力・集中力の低下・・・注意散漫。決断力の低下。高齢者は痴呆と
         みえることもあり。
(9)自殺への思い・・・死んだ方がましと考え自分の気持ちが抑えられなくなる。

“言動や態度としての変化”に少しでも早く気付き対応する、というのが理想。
○以前と言動が変化○欠勤・遅刻・早退が目立つ○周囲との対立が目立つ
○とりとめのない訴えの増加○酒・タバコの量が増加○他人の言動を必要以上に
気にする○仕事の能率の低下、ミスの増加
などを、上司としてあるいは同僚として気付くことが一番大切なことでしょう。

当然、出来るだけ早く産業医や一般の医者への相談や診察をうけるべきなの
ですが、心療内科や精神科は意外と混んでいるようですのでつい病院にいくと
いうチャンスを逃しがちになるので気をつけねばなりません。


治療法も一般的な薬物療法から精神療法的アプローチ、環境の整備なども
考慮する場合もあります。休職も良い場合と良くない場合があるようで治療法
は一概に言えず、一人ひとり異なるようです。


現在、3社に2社の企業がメンタルヘルス対策を行っているといわれているの
ですが、厚生労働省の「精神障害等の労災補償状況」をざっと見た感じでは
2000年前後の年あたりからその請求件数が急に増え統計的にも数値が下がって
いかないのも気になるところです。
1998年(42件)・・・2000年(212件)・・・2005年(656件)・・・2008年(927件)



このような状況からして、今号は、「うつ」を切り口にした精神障害への
対応のきっかけづくりとして、ざっくりとまとめてみました。

今後、下記「編集後記」に記しましたような厚生労働省のプロジェクト報告を
参照していただき、リーダーとして組織を束ねる立場として、自身も含めメンバー
一人ひとりに対する心配りにもご尽力ください。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<編集後記>
───────────────────────────────────

厚生労働省によれば、日本では100人に3〜7人という割合でこれまでにうつ病を
経験した人がいるという調査結果がある、とのこと。
厚生労働省自殺・うつ病等対策プロジェクトチーム報告(平成22年5月28日)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/jisatsu/dl/torimatome_1.pdf
詳細は下記のPDF版でこれを機会に一度読んでみることをお薦めします。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/jisatsu/dl/torimatome_2.pdf
末筆になりましたが、東日本大震災で被災した避難所の方々のみならず、原発
関係者や自衛隊他支援チームの方々にはすごく大変なストレスの毎日だと思い
ます。お見舞いを申し上げます。今後、こうした方々への精神的な面でのいろ
いろなサポートが必要となると思います。関係の方々にはご苦労の多いことです
がここはお願いするしかありません。 m(_ _)m

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆メルマガ名:「PPM戦略考」
☆発行責任者: 有限会社コンシェルジェ;戸村おさむ
        段取りコンサルタント・ITコーディネータ
☆公式サイト: http://conc.biz
☆問い合わせ: ceo@conc.biz
☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
☆登録・解除: http://www.mag2.com/m/0001039841.html

☆このマガジンの掲載記事を無断で、転載・使用することを禁じます。
  Copyright(C) 2010 The Concierge Japan,Inc.
☆転送はフリーです。 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

author:リーダー發育講師, category:総 論, 10:00
comments(0), trackbacks(0), -
お声掛け
JUGEMテーマ:ビジネス

 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-4-4   No.382
   仏滅         お声掛け
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先日、あるデパートで食品の買い物をしなければならないハメになってしまい
ました。・・・何何?あんたは、買い物がそんなに大げさなものか?
という質問に「そうです!」と答えたいほど普段から買い物をしていません。

普段の買い物でも私のクセは「迷ったら買わない」という主義で動いています。

ま、とにかく、今回、所謂“デパ地下”に行って、お菓子類か加工食品を買う
つもりだったわけです。

想像もしてください。ウロウロ怪しげな白髪で禿げ頭のおっさんが歩いて回る
わけですよ。20分ほど経ったかな・・・?
いやそれくらい長く感じるほど、あーでもない・こーでもない、と考えながら
いたところへ、

フッと、はっきり言って美人ではない販売のお嬢さんに声をかけられたのです。

「こちらは、あっさりとした減塩のものです」

まだ読者は何のこっちゃ?と不思議でしょうが、ちょうどその時、私の頭の
中で「これは塩分が多いから血圧にはよくないなぁ」とつぶやいていたんです。

そこを読み透かしたような“天使(?!)の声”。

まさに、やられました。即、買う決心がつきました。(正直、決められて
良かった、と感謝したいくらい)

彼女からすると「年寄りは塩分を嫌う」という定型的な判断からくるもの
だったのですが、ズボっとはまった時は、ムリな営業トークは無用、という
典型的なものでした。


さて、一方で思ったことがありました。。。それは彼女には言わなかったの
ですが、この商品を選んでお金を払う段に、もう一声、お客様に声を掛けて
あげて
「やっぱり、これを選んで良かったなぁ」という気持ちにさせることができれば
満点だった、ということです。

買う決心はつけて、お金も払う段になっても、ウロウロしていた時に見ていた、
あの魚の甘露煮のイメージが残っており、あーあれも良かったかも、という
浮気心もあるもの。

もし「ホントにこれで良かったんだろか?」と思い続けたままだと、何かあった
時に「何が減塩だよ。そもそも旨くもない」といったように、この残された
“不安”が“不満”に変化する可能性も無きにしも非ずです。


今日のお話は、ホンの一つの出来事でしたが、一事が万事。そもそも、よく
分からないお客様の心理状態を推し量り、つかみ、引き出す“営業パーソン”
って私には出来ないだけに尊敬の念に堪えません。


『最初の一言がお客様の行動を決め、最後の一言がお客様の満足を確かにする』

これは営業に関わる人の真髄のようなものだと思うのです・・・そして、
このちょっとした“お声掛け”というのは、営業に関わるものだけではなく、
公私問わず普段の生活の中でも、とても大切なものだと思うのです。

リーダーはメンバーに対して・・・。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<編集後記>
───────────────────────────────────

正直、私は自分なりに反省するシーンを数々思い浮かべながらこの文章を書いて
いました。身近な親兄弟から親戚、お世話になっている友人・知人、先生・
先輩・後輩、いや、最も身近なはずのカミサンにさえどうなんだ、という具合に
です。あまり深く考えるとそれだけで頭がウニのようになりますが、いろいろな
人のお陰さまで今があるのに、ホンのちょっとしたお声掛けもきちんと出来て
いないのに気付かされます。言い訳をしない人生を送るためにも今後意識して
行動しなければ、とあらためて思った次第です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆メルマガ名:「PPM戦略考」
☆発行責任者: 有限会社コンシェルジェ;戸村おさむ
        段取りコンサルタント・ITコーディネータ
☆公式サイト: http://conc.biz
☆問い合わせ: ceo@conc.biz
☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
☆登録・解除: http://www.mag2.com/m/0001039841.html

☆このマガジンの掲載記事を無断で、転載・使用することを禁じます。
  Copyright(C) 2010 The Concierge Japan,Inc.
☆転送はフリーです。 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

author:リーダー發育講師, category:総 論, 10:28
comments(0), trackbacks(0), -
業績を上げていないリーダーの行動
JUGEMテーマ:ビジネス


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-4-1   No.381
   大安      業績を上げていないリーダーの行動
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先号“業績を上げているリーダーの行動”のことを書きましたが、そうすると
やはり、その逆は何たるや、と興味がわいてくるのが人情。ここは、再び、
法政大学経営学会「経営志林」第39号第1号稲垣保広氏執筆文を基に、以下の
ようにまとめてみました。

お話のベースは、先号と同じく米国ミシガン大学でのリーダーシップ研究に
おいて“業績を上げていないリーダーの行動には何が共通しているか”と発表
されたもの、となります。


ここにおいては、5つの行動パターンの特徴が挙げられています;
(1)職務中心の監督行動 (2)個別に詳細な指示を与える監督行動 
(3)部下の仕事に直接に関与する傾向 (4)部下への処罰的対応 
(5)仕事の価値よりも規定通りの遂行を重視


業績を上げているリーダーと上げていないリーダーの行動を表のように並べて
みますと対比が分かりやすくなりますがここでは割愛します。

単純に業績を上げていないリーダーの行動パターンは、ざっくりとまとめて
みますと「決めた、あるいは決められた業務をひたすら忠実に部下にやらせ、
減点主義で失敗などすると処罰をする」というものです。

当然、部下たちからするとその圧力を不当だと思うか、または、仕事として
諦めるかのどちらかで、いわゆる、部下たちのモチベーションは下がりっぱなし、
となるわけです。

すなわち、せいぜいが目標の達成であり、リーダーの満足はあっても、部下の
満足度は最低となるわけです。


では、挙げられた行動パターンすべてが業績志向ではなく従業員志向であれば
良いのか? と考えると、そこはちょっと待った!・・・というところです。

業績が上がったから従業員を想う細やかな対応ができるのではないか、業績が
上がらないから余計に従業員へ発破をかけざるを得ないんだ、とはいえないか
というものです。当然これも頷ける理屈です。

また、部下の満足というのは、自分が提案実行し自己制御のもとに目標への
行動をする・・・というだけでは、十分なものではありません。それらの提案や
結果を受け止めてくれたリーダーがさらなる上とうまくコミュニケーションが
図られているのか? ということが部下としては気になるところなのです。
そうした上司がさらなる上層部への影響力があることがまたリーダーへの信頼に
繋がっていくものなのです。


リカート氏。ご存じの方も多いはずですが管理者の二重構造の役割を「連結ピン
の機能」として示した有名な人です。彼が“連結ピン”をまとめるにあたっては、
それ以前に提案のあった「ペルツ氏のリーダーの上層影響力」と「シーショア氏
の高業績目標は高業績をもたらす」といった仮説の上に出来あがったものだ、
といえるのです。


今号はタイトルからくるイメージと少し変化したまとめ方になりますが、

業績を上げていないリーダーが率いるやり方は全てダメ、ではなく、リーダー
としては、上層部の意向を下部に浸透させながらも、下部の集団の発想なども
上部集団に伝えられる“集団参加型”の管理システムが、集団としての高い
成果を産み出すのだ、というまとめになります。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<編集後記>
───────────────────────────────────

38年前の4月1日は、日曜日でしたから、6畳一間に2人づつ入れられた独身寮
で朝を迎えました。相棒は経理屋で勉強家だから机を持ちこんでいました。僕は
ふとんだけ。独身時代は、そんなプライバシーがどうのこうの五月蠅く細かく
言う人はなく、それが当たり前のように生活をしていました。食事に納豆が出る
のだけは徳島県人としてはとても不思議で食べづらかったのを覚えています。
4月2日になって、慣れない電車に乗り(今はその地は都市開発でマンションに
なっていますが)当時の会社の体育館に約800人ほどが集められ入社式がありま
した。。。初々しく懐かしい一幕で社会人としてのスタートの日でした。
今、私はこの当時の初心に戻り、学校の先生に慣れなかった自分の夢の一部を
実現させるべく学校づくりという目標に向かって新しい気持ちでスタートします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆メルマガ名:「PPM戦略考」
☆発行責任者: 有限会社コンシェルジェ;戸村おさむ
        段取りコンサルタント・ITコーディネータ
☆公式サイト: http://conc.biz
☆問い合わせ: ceo@conc.biz
☆発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
☆登録・解除: http://www.mag2.com/m/0001039841.html

☆このマガジンの掲載記事を無断で、転載・使用することを禁じます。
  Copyright(C) 2010 The Concierge Japan,Inc.
☆転送はフリーです。 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

author:リーダー發育講師, category:総 論, 10:22
comments(0), trackbacks(0), -