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コピーと音叉
JUGEMテーマ:ビジネス

 
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 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-7-25   No.419
   赤口        コピーと音叉
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“キャッチコピー”のそもそも論は不要かも知れませんが、キャッチコピー
とは、人の注意を引く広告・宣伝文のことで、英語では単に“copy”。そこに、
日本語で“気を引く・捕まえる”という感覚の英語“catch”をくっ付けた言い
回しになっているわけです。

キャッチセールスも“catch+sales”の組合せ造語なのですが、瞬間的な出会
いの中で一瞬にして人の気を引かせる“copy”が成否を分けるように思えます。

また、訪問販売の場合はドアを開けさせる言葉。道行く人が振り返る言葉。
キャッチコピーそのものではないのですが、コピーに気を引かせて最終的には
テレビ通販では電話をかけさせたり、WEB通販では買い物かごをクリック
させる、という良い意味での勧誘の際の背中を押す一言というものがあります。

いずれにしましても侮れないのが、このキャッチコピー一つで商品やサービスが
大ヒットすることがある、ということですね。(無論、それだけではダメで、
バックとなる仕掛けがきちんと出来てないとアウトですが・・・)


人は普段から自分が楽しくなるもの、嬉しくなるもの、為になるもの、興味ある
ものを心に留めていたり探していたりしています。その心の奥底にある、物事に
感動・共鳴しやすい“感情”を琴(こと)の糸にたとえていった言葉が「琴線」。

これに触れると恐いことになるという「逆鱗」と勘違いしている向きもあります
(編集後記注)が、琴線は、良いもの、素晴らしいものに触れることによって
感銘・感動することをいいます。


この感動というのは、ある種の“波動”あるいは“振動”を心に与えることを
意味します。この振動も放っておけばやがては止まってしまいます。
従い、セールス側が足しげくお客様のもとに通うのもこの振動を続けさせるため、
あるいは更なる提案をするなどして増幅させるため、に必要なのです。


そう考えて、キャッチコピーというものを物理的にイメージしていきますと、
“音叉”というものにいきつきます。キャッチコピーの言葉は“音叉を叩き振動
させるもの”であり、伝播する音波がその言葉あるいはよく言われる“言霊”
の持つ“波動エネルギー”と言えるのではないでしょうか?!

だから、その波動エネルギーを大きくするためには、普通の言葉でなく、あっ、
いーっ、うーっ、えー?、おや? かーっ!、ぎょっ、、、と反応させるような
言葉が必要なんですね。

例えば、単に「安い」では伝わり方が弱いのですが「激安・超ヤス・メチャ安」
等という、ホンマに安そう、と強く感じさせる言葉になってはじめて相手の心に
響く、という理屈なんですね。


そうして、ようやく相手あるいはお客様の持っている音叉と共鳴させる、という
ことになります。


職業としてのコピーライターは、普段から意識してこの「キャッチコピー」
で使う言葉や表現をメモしていることでしょう。ですが、たとえあなたが
宣伝・広告関係者でなくてもそうすべきです。

なぜなら、各種企画書や報告書等のヘッドラインに置く言葉や、プライベート
における活動においても、気を引かせる言葉の使い方はあなたの価値向上に
きっと役立つものとなるからです。

リーダーとして大切な“人を動かす”能力、というのもこのキャッチコピー
技術?を応用するように、いわゆる「経営スローガン」や「○期スローガン」
「チームスローガン」などとしてメンバーのモチベーションを上げるために
活用していくべきことなのです。



 
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<編集後記>
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文化庁が発表した平成19年度「国語に関する世論調査」では、本来の意味で
ある「感動や共鳴を与えること」で使う人が37.8パーセント、間違った意味
「怒りを買ってしまうこと」で使う人が35.6パーセントという結果が出ている
ことは嘆かわしい!・・・と思いながら、ついでに他の言葉も見てみますと、

よく使う「話のさわり」は、当然、話などの最初の部分、という意味ではなく
「憮然として」は腹を立てている様子という意味ではなく、「檄を飛ばす」は
元気のない若者に刺激を与えて活気づけること、という意味ではなく、それぞれ、
「話などの要点のこと」「失望してぼんやりとしている様子」「自分の主張や
考えを,広く人々に知らせて同意を求めること」であります。
・・・私も一部誤解しておりました。(恥)。ではまた。

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author:リーダー發育講師, category:総 論, 11:08
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なでしこミラクルの意味
JUGEMテーマ:ビジネス


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 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-7-19   No.419
   赤口        なでしこミラクルの意味
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結果を見れば“実に凄い”の一言です。日本女子サッカー界がミラクル現象を
起こし、なでしこジャパンが世界一になったわけですから。

一般的には、結果から原因と言うように過去にさかのぼって“だからそうなんだ”
“だから優勝したんだ”というストーリー作りをしたがるのが人情です。今般も、
マスコミが戦々恐々としながら、なでしこチームとチームメンバーの過去をさか
のぼって取材し報道しています。「なぜ、世界一になったか?」そのストーリー
や隠された秘話をまとめているのです。


私は、そのこと以外に気になっていることがあります。それは、監督はじめ
メンバーが(裏側ではどうなのか分かりませんが)みんな笑顔なんです。普通、
優勝の涙を見て、見ている我々も感涙にむせぶ、というところなのですが・・・
冷静に事を眺めてみますと、実に不思議とも言える現象です。

商売柄、優勝の瞬間に“リーダーとメンバー”との関わり合いで「なでしこ
ジャパン」という“組織”が、一つの“目標を達成”した、と思ったのです。

それは男とか女というものでもなく、組織のリーダー(監督)と現場のチーム
リーダー(キャプテン)そして、控え選手を含めた現場にいるメンバーが、
一場面一場面、精一杯の力を出して積み上げてきた結果。

「やったぜ!」というガッツポーズもそれほど派手でもなく、みんな笑顔に
なったのは「無我夢中」だったからでしょう。まさに夢を追いかけ夢の中で我を
忘れて・・・サッカー自体を“楽しんでいた”のかと思うのです。

だから、結果は世界一だけど、そんなことよりも“楽しかったぁ!”と心底から
感じてたんだろうと思うのです。多分、アメリカに負けても彼女たちは笑って
いただろうと思うのです。


仕事に置き換えて対比してみましょう。

チームとしての目的や目標はしっかり決まっていたのでしょうか?
最初の行動から最終目標のことばかりを考えていたのでしょうか?
チームのモチベーションアップに役に立つことを何か考えていたのでしょうか?
チームメンバーはいろいろな個性を持っていたのでしょうか?
その個性が活かせる役割が適切に与えられたのでしょうか?
行動の瞬間瞬間の判断は、監督やキャプテンが指示していたのでしょうか?
・・・
控えにいたメンバーは、急な指示への対応はできていたのでしょうか?
控えにいたメンバーは、次の行動を図るための学習をしていたのでしょうか?
・・・


分析すると結構材料が転がっているものです。なでしこジャパンから頂いた折角
の考える機会ですから、組織としての価値感・行動・目標という観点から“強い
チームの作り方”というまとめをしてみましょう。

「楽しんで仕事ができるチームビルディング」というタイトルにしても良いです
ね。楽しみながら苦しいことに挑戦できる工夫・仕組み・仕掛け、とは、どう
すれば出来るか?・・・理屈と感情をかけ合わせて解を出してみましょう!




 
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<編集後記>
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女子サッカーの決勝戦で、個人的にもっとも印象に残ったプレイが“レッド
カード”をくらった岩清水の守備への執念。相手の選手を傷つけるようなラフ
プレイではなかったもののフェアプレイ精神からは厳しい審判の評価は甘んじて
受けざるを得ませんでした。しかし、現場における瞬間の判断でゴールを守ろう
とする行動は評価されるべきであると思ったのです。
チームプレイと言いながらも、個々の瞬間瞬間には現場の判断が求められます。
自ら責任をとれるような行動ができる人は大切です。普段から人材の育成には
“現場力”を持つ人を育てることが大切だ、ということなのです。

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author:リーダー發育講師, category:組 織, 16:58
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カチッ・サーは古いが
JUGEMテーマ:ビジネス

 
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 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-7-11   No.417
   仏滅       カチッ・サーは古いが
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現在のロシアがソ連時代にイワン・パブロフという生理学者がいました・・・

と言った途端に「あぁ、あの犬の条件反射の話ですね。ある条件を与え続けると
学習効果でその条件のもとで自動的に唾液を出すようになるやつですね」
・・・まさに学習している人は条件反射的に思い出すものです。

今般、掲題のタイトルを見て「あっ、あの“影響力の武器”の最初の項にあった
ものだね」と思い出す人は本稿は読まなくても結構です。米国の社会心理学者
だったロバート・B・チャルディーニ氏が書いた本は、1991年に翻訳され日本に
初めて紹介されました。現在ある日本における第二版はほぼ第一版と同じ
(感覚的に約95%同じ)で、内容を一部削除・追加されたものです。

流石に時代を思わせる“カチッ・サー”はテープレコーダーを動かす瞬間の事
を言ってわけです。ボタンを押すと“カチッ”と音がして“サー”とテープが
回りだすものですね。

「なぜ人は動かされるのか?」というのが副題のこの本ですが、まさに冒頭に
挙げました条件反射のことを言っているわけです。言い換えれば、学習効果だ
とも言えます。

チャルディーニ氏の本には、七面鳥の母親がピーピーなく物には、自分の子供と
思い面倒をみるものの、鳴かないと敵対行動に出るという事例を挙げています。
(個人的に思うに、学習効果ではないこれは適当な例とは言えませんが)いずれ
にしましても、ある何らかのコトが引き金になって、人の行動を促す、という
点に注目すべきだ、ということです。


観光客が見向きもしなかった宝石の値段を倍にしたら、売り切れてしまったと
いう事例と行為には驚かされもするのですが、人の学習の中に“払った額に
見合うものが手に入るものだ”というルールを聞かされ育った結果が人を動か
せている事例にもなるのです。


“人が動く”には何らかの理由があります。

基本的に分かりやすいのは“マズローの五段階欲求説”でしょう。生きるため、
認められ仲間にして欲しいがため、夢を実現したいがため、人は動きます。

そして普段の生活の中においては、男女問わず、大事小事問わず、公私問わず
決断をしなければならない時があります。

その時の心の動きを、詐欺師は実に巧妙に捉えますし、逆に言えば、考えも
しないで“カチッ・サー”と人は結論を出してしまったりもするのです。

私自身の行動や経験を振り返っても赤面するような事象が一杯あります。

なぜ、そうなってしまうのか?・・・という理屈は知っておきたいものだと
思いませんか? その答えを纏めたのがこの“影響力の武器”という本です。
私なりの言葉でざっくりとまとめますと;

○ 人は頂き物をするとお返しをしたくなるもの
○ 人は一度言ったことを簡単に変えたくないもの
○ 人は他の人が良いと言うと、良いものかもしれないと思うもの
○ 人は自分が好意をもっている人の言葉を信じたくなるもの
○ 人は権威のある人の言葉を信用したくなるもの
○ 人は数が限られているものは欲しくなるもの
○ 人はホンの一部の情報でものごとを決めてしまうもの

ところでこれらを知ってどうするの? と言われそうなので先に言っておき
ますが、商品やサービスの販売側の人はこれを利用すべし、購買側の人はこれに
惑わされないように留意し、後でダマされた、と言わないようにすべし、という
ことです。

カチッ・サーは古くなっても、人の心理というものは変わらないものなのです。



 
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<編集後記>
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今回のお話は尻切れトンボのようで読者の皆様には申し訳ありません。本を読
んで下さい、と言いたいところですが、安くはありません。(300数十ページ、
書籍代金2,940円)覚悟してご購入下さい。
・・・とお薦めする私が、東大の学長だったら、皆さんすぐ買いに走るので
しょうかねぇ・・・私が灯台守だったらどうなんでしょうかねぇ?(笑)

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author:リーダー發育講師, category:総 論, 08:50
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職業方程式について
JUGEMテーマ:ビジネス

 
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 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-7-4   No.416
   先負       職業方程式について
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あなたは、次の2つの方程式をみてどう説明されますか?

方程式1 権力欲の充足+物質欲の満足=一定
方程式2 働き甲斐  +生活の安定性=一定

これは『職業方程式』といって、数学者の竹内宏氏が昭和58年に出版された
“路地裏の経済学”の一節に示していた方程式です。 が、その後20―30年
経った現代において見直してみますと“方程式1”の論理が成立しないことが
判明しています。

実は竹内先生の提唱しました理論の根底にあるのは、次の一節でした;

「公務員は賃金が低い。それにもかかわらず、エリートコースを走る人は過酷な
長時間労働に耐えている。公務員の賃金は民間の80%にすぎない。・・・
(中略)考えてみると、大きな権力を持つ人ほど所得が低くなるというシステム
こそ民主的な良いシステムである。・・・発展途上国では権力者は多額の所得が
得られるようにその権力を使い・・・。ところが日本では(例外もあるが)
権力者は清廉を要求される。もし、彼らが平均以上の所得を得ると、非常な
堕落と考えられ、世論の集中非難を浴びるのである」

理論の背景が変わってきたのです。日本の世の中のどこかで歯車が変わった
とみるべきなのです。すなわち、世論が非難をしなくなった分、そのツケが
民衆の手元に回ってきたのです。日本も発展途上国のように権力を持つものが
民衆から税金の税率を上げて回収しようとしている、とみるべきなのです。


続いて“方程式2”です。これはざっくりと言えば、大企業に勤めるか、中小
企業に勤めるかであって、働き甲斐が不足すればもう片方の生活の安定性が
充足される、という考え方です。

一般論としては納得がいきますが、これも20−30年という時を経て変質もして
きています。すなわち“生き甲斐”というものが加わって、ワーク・ライフ・
バランスという言葉で象徴されるように、仕事専念型からの脱却を図ろうと
している時代です。

現代の若者が就職先として安定した公務員・大企業を望むのは、方程式2が
崩れ去るように、公務員や大企業において手当てが充実してきているせい
なのです。恐らく“生き甲斐”というものも加わった現代の式においては、
一般的に中小企業には、分がありません。


「じゃー、今後もずーっと中小企業で働いてたんじゃ人生も仕事も家庭も
満足することが一つもないじゃないか」と、もしあなたがお考えなら、それは
ちょっと待って、と言いたいのです。

人生にライフサイクルというものがあるように企業という法人にもライフサイ
クルというものがあります。昔の勢いのある日本では主に日本人が“日本丸”
という大きな船でしかも船団を組んで世界中を駆け巡っていました。今はどう
ですか?

大企業においては国籍が分からなくなるくらいに変貌してきています。私が
勤めはじめて3年間お世話になった工場は、今では、作業服が5種類もあって
すなわち、5つの国内外の合弁会社が1つの工場で一緒に仕事をしているん
です。

世界で市場占有率が50%以上締めるような商品を送り出す中小企業もあり
ます。ソニーの代表は日本人ではありません。社内の標準語を英語にすると
宣言した楽天はたかだか10数年前に産まれた会社です。
少なくとも言えることは、特に今後も加速すると思われる企業の国際化だと
思います。これは資本主義の体制の中では止めることができないでしょう。


そうした中、冒頭に挙げた過去の方程式にこだわることなく“新しい方程式を
自分たちで創っていくんだ”という気概を、先ずリーダーたるあなたが持つ
必要があります。もし、その気概を持たなかったら、そしてもし、今後起こる
さまざまな変革を恐れるなら、会社とともに衰退期を静かに迎えることになる
でしょう。

特に気をつけて頂きたいし焦点をあてるべきは“企業の国際化”です。これ
からもっともっと変革が起こると考えられます。

『失敗を恐れるあまり何もしないことが一番の失敗だ』とよく言われます。
“失敗を楽しむ”・・・そんな元気・勇気・やる気を持ち続けることが大事です。

“失敗”という言葉を“国際化”と置き換えてみては如何でしょう?!



 
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<編集後記>
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竹内氏は同じ著の中で「就職は結婚に似ている」とし、「結婚前は双方が何回
逢ってもベストコンディションで臨んでいるが、結婚すると、最悪のコンディ
ションでも一緒にいなければならない。最悪のコンディションでも精神的に
肉体的にいたわり合えるかが大事なことである」とし、「恋愛とは美しき誤解
であり、結婚とは惨憺たる理解である」と(モリエール?の言葉を)引用して
います。「就職してみると、こんなはずじゃなかった、と後悔してもいざ離婚を
すると、今度はなかなか相手が見つからないし、再婚者は良縁を見つけにくい。
すなわち、就職は人の一生を左右する深刻な選択である」と結んでいます。
笑い事ではすまないお話ですねぇ。

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author:リーダー發育講師, category:総 論, 09:44
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