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組織が求める新人要素のトップとは
JUGEMテーマ:ビジネス

 
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 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-11-21   No.436
   大安      組織が求める新人要素のトップとは
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今日のテーマは、昨日の“政策仕分け”を見てふと思いついたものです。・・と
言うと、話が飛躍し過ぎじゃないかと思われるでしょうが、各大臣や官僚の動き
をみていて、“組織”というものについて、考えさせられたので一筆啓上です。
二つあって、

一つは、政治家(に限らずです)が、ある組織の長になると、その組織をある
意味守る発言をせねばならないこと。つまり、組織を横断しての発言が難しく
なるということですね。

二つ目は、実務の官僚組織。これもまた、自組織を如何に守り抜き、生き抜くか、
組織の生死を掛けて、まさに一生懸命、東奔西走する姿はある意味涙ぐましい
ものです。


その組織というものは、常に新しい風が必要で、次代の組織人が育たないと、
息が出来ず、成長も鈍化していきます。その為に、新卒採用は新しい風、中途
採用は補強と成長のために行われるものです。今や国民的批判を浴びる高級
天下り官僚だって、新人時代があり、組織の中でもまれ、組織人としての成長
をしてきたわけです。

さて、その“組織”が必要とする人財。これを採用試験で選抜するからには、
出来るだけ組織を壊さない人間が望ましい、と思うのが一般的な考えです。
実際には、そうかといって、占い師ではありませんから、面接する人間を将来に
わたって成長過程を想像できるわけがありません。

ではどうするのか?


ここで“新卒採用で何を重視しているか”という統計調査が(社)日本経済団体
連合会から2011-9-28に発表されています。企業として求める新卒者像のような
もので「選考時に重視する要素」と題しています。

1.コミュニケーション能力 2.主体性 3.協調性 4.チャレンジ精神 
5.誠実性 6.責任感 などと続きます。本来、“専門性”はもっと高くて
よさそうに思うのですが、第9位となっています。

着目すべきは、この1位の“コミュニケーション能力”。これは、連続8年
トップの座にいるということ。加えて注目すべきは“主体性”。これは、ここ
2年2位なのですが、右肩上がりの傾向にあるのです。“協調性”も大よそ
右肩上がり。逆に右肩下がりは何故か“チャレンジ精神”と“責任感”。
当然相対的に下がったものですが、少し考えさせられるところです。

嫌味ですが、このアンケートは官公庁には出していないようです。(なのに
“責任感”が低いのはおかしい?)このアンケート回答は一般企業に対して
であり、その約3/4は1000人以上の企業でした。


コミュニケーション能力とは何か? あなたはどう定義付けをしますか?

私はブータン国王が言われ実践された「人に対して思いやる心」と第一義的
に定義します。その上で「道具をうまく使う能力」を付け加えたいと思うの
です。

その道具とは“挨拶”から始まる体現から始まるものだと思います。言葉や
手紙やメールやコーチング、、、等などもその思いやる心の表現に使う“道具”
に過ぎなく、それらを使える能力をして“コミュニケーション能力”だと
考えるのです。


・・・自省の念に駆られつつ筆を置きます(汗)



 
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<編集後記>
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昨日はユーストリーム(Ustream)特番で「政策型仕分け」の原子力政策や制度
等徹底した討論を交わし、政策提言を図る・・・その様子を朝から見たり聞い
たりしていました。
流石に 10時〜18:30 は長すぎて、パソコンの前ではじっとしていることは
不可能でした。常時Ustream見物者?は、700-800人、延べ50000人超。
自由にTwitterなどでつぶやきかける中には、罵詈雑言もあったのですが、
全体としては、これをパーフォーマンスに終わらせないで、実際行動ができる
ような期待も多かったように思います。それだけに政策提言というのは生ぬるい
感じで、法的に何とか縛れないのものか、という思いにもさせられたものです。

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author:リーダー發育講師, category:人 財, 13:30
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組織文化と交渉力
JUGEMテーマ:ビジネス

 
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 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-11-16   No.435
   赤口         組織文化と交渉力
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修行が足りないものですから、どうしても目の前の現象に反応してしまいます。
その一つが、国を二分する(は大げさですが)意見が飛び交うTPP問題。

マスコミの取材を通してみる日本国内の意見は大きく二極に分かれます。一つは
徹底的なTPP排除。一つは大歓迎。(無論、条件付き、とか、どちらとも言え
ない、という中間層も多数存在しますが)

だからといって何の結論も出せない、あるいは、単に引き延ばしだけを図ろうと
する人は、間違いなくリーダーとは言えない人です。そういう意味で、私は、
今般の首相の態度を評価する立場です。


TPP排除の意見は、結構明確で、議論の場を作るな、作れば意見を押し付けら
れて受け入れざるを得ず、その結果、農業は大損害を被る、という1点です。

私はこれはこれで正しい意見かと思っています。但し、それは日本人の日本的な
感覚から判断しますと、という前提条件付きです。

何故なら、日米の組織、いやもっと原点をみれば、思想と文化の違いであり、
現場的に言えば、教育そのものが違っているからです。


思想・文化という観点から言えば、それは戦略と交渉力のレベルの違いが問題
として挙げられます。

これは、子供のころからの教育の中で、皆で手をつないでゴールして、競争を
否定するような行動教育がされている日本人に対し、
(米国の教育に関する報道から判断しますと)小学生のころから自分の意見を
言うプレゼンテーション能力の育成、そして、ディベートという議論(討論)を
通して、説得力を身につける教育などが当たり前のようになっている、という
ことです。


交渉というものは、お互いの思想や意見や行動の違いをぶつけ合いながら、どこ
かで一致点を見出そうとする行為です。

私はそこには次のような技術的な能力や技術要素が絡み合うものだと考えて
います;(勿論、これがすべてではありませんが)

・目標設定力・情報収集力・情報分析力・情報判断力・状況判断力・俯瞰力
・決断力・組織運営力・先見力・課題発見力・課題解決力・人を動かす能力


米国は組織(交渉団)が一体化しているに対し、日本は縦割官僚組織。これだけ
でも不利。戦略的には、この弱い部分に集中攻撃することが可能となります。
私が米国側なら農業や医療関係を攻撃しながら、米国が弱いと思われる工業や
砂糖の分野で日本側の譲歩を迫る、というような交渉物語を作るでしょう。

日本の対策としては、組織横断的な組織を作ることが必要であり、交渉する
以上は交渉する体制が必要です。烏合の衆では組織とは言えず、その時点で
交渉は負けといえます。

表現は適切でないかも知れませんが、やはり、勝ち負けを決める必要があるなら
その交渉は戦争と同じです。米国がすべての項目を議題にのせる、という表現で
日本があたふたしている国会の状況を見るに、既に、交渉は負けと同じ。もう
交渉は始まっている、との認識が必要なのです。

先日、NHK Eテレの番組「100分de名著」において、マキャべりの“君主論”
をテーマに取り上げていました。
その中で、京都産業大学教授の東郷和彦氏が登場。
氏は外交官時代、難関の北方領土交渉にあたっていた時、ある時、“機会の窓”
がポカッと開いたと感じた、と話していました。(結果はどこかで決断力が働
かなかったのでしょう、現在に至っている次第です)


国家レベルの話でなくとも、普段の事業遂行において、交渉というものは避けて
通れないものです。

重要事項であればあるほど、総合的な判断が必要となるものであり、そこには、
壮絶な戦いの物語が存在するはずなのです。配役と舞台設定そして口上が必要
なのです。舞台裏の設定も必要です。そこには、道具の段取り、情報のやり取り、
裏交渉、裏と表の連絡なども必要です。

私は、バイヤー担当時代、自分で“交渉物語”を作り、相手企業とある程度の
交渉の地固めをしながら、上司の出番のお膳立てを図る、などという脚本家
(兼)役者のプレイングマネージャをしていた経験から以上のように考えるの
です。


 
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<編集後記>
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いつも書き溜めをしていなくて今回は配信遅くなり恐縮です。国会中継を見るに
どうしても、国会の質疑が気になり今日のテーマとなった次第です。
関係6省庁が推進している「農商工連携」は、思想的には素晴らしく、第6次
産業と言われるものを創造するものです。是非、TPPと絡めながらでも“前向き”
に各省連携推進をして欲しいものです。排他的にならず、そして、俯瞰的に!

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author:リーダー發育講師, category:組 織, 08:55
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点・線・経験
JUGEMテーマ:ビジネス


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 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-11-7   No.434
   先負         点・線・経験
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料亭「小雪」の女中2人と、東京駅の13番線プラットホームで見送られていた
機械工具商会を経営する安田辰郎。この3人は、向かいの15番線プラットホーム
に、同じく「小雪」で働くお時が男性と夜行特急列車「あさかぜ」に乗り込む
ところを見つける・・・『点と線』といえば、有名な松本清張の長編推理小説。

この後、事件発生と相成るわけですが、ここでは事件のことを取り上げません。
最後の“見つける”に注目したいのです。

普段、我々は何か目的がない限りは、モノゴトをボーっと見ている、といって
ほぼ間違いはないでしょう。この小説の場合、3人とも“お時”という知って
いる人だったから“おやっ”と思ったわけです。

そして、東京・九州・北海道という点を線で結んでいく中で“おやっ”と思う
発見があるのです。物語ではアリバイ崩しというヤツですが。


ここでお話をビジネスモードに切り替えますと、新しい商品やサービスを開発
する、ということに一つ焦点が当たります。

点という気付きと関係性の気付きを合わせ、モノゴトを解決すること。すなわち、
これが線を結ぶ“発見・創造”ということに繋がっていくわけです。理屈を言
えば、この線の結び方を誤ると、事件では誤認逮捕や迷宮入り、事業においては、
新商品のお蔵入りとか事業撤退に繋がるような事態に陥るというわけなのです。


少し脱線しますが、先般この世を去りましたスティーブ・ジョブズ氏の言葉を
まとめた「スティーブ・ジョブズ名語録」(PHP文庫:桑原晃弥著)の中に、
次のような言葉があります;

『点が将来結び付くと信じなくてはいけない。信じるものを持たなければいけ
ないのだ』

そして、たまたまか作為的にか、その次のページには次の言葉があります;

『創造とは結び付けること』と。そして、本文のところに『創造性というのは
ものごとを結び付けることにすぎない。クリエイティブ担当者は・・・実際には
何もしていない。彼らはただ見ただけだ。見ているうちに(中略)過去の経験
をつなぎ合わせ、新しいものを統合することができる。可能なのは、彼らが
他の人間より多くの経験をしているから(後略)』


発見という言葉があります。発見とは、知らなかった物事を知るということで、
新大陸発見のような発見もありますが、同様に科学者たちの未知の科学の発見
などもあります。

ただ、人の頭の中の構造は、通常は大差がない筈です。だから例えばショーバイ
をする場合でも、まず過去に他で誰も考えたことがないような“新発見”のもの
・・・というのはまずあり得ないものと言えるでしょう。
あるいは、だれもやってない新発見の○○だ、と言っても、過去に誰かが
やってみて何も結果が出せなかった・・・という可能性が高いものです。


ですから、気張らずに、新しい物事を見つけ出すために、現存する商品や
サービスを見ながら、いろいろと結びつける工夫をしてみることに集中して
みてください。
ジョブス氏の言葉を一部拝借しながら申しますと、新しいものを創造する“発見力”
というものは、あなたの中にある経験であり、それがまるで生命体の酵素の
ように、そして触媒のように働いて“力”となっているのだと言えるのです。


発見力というのは、経験という酵素の働きで反応する力である・・・と言え
ないでしょうか?!

たくさんの経験を積みあげましょう。新しい発見・創造のために!!



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<編集後記>
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本メルマガ冒頭の「お時」発見、というのも知っている人だったから気付いた
だけで、普段から全ての人の行動を覚えているわけではありません。いや、
全ての人のことに関心を持って覚えること自体、到底無理な話です。
関心ごとを増やし視野を広げ・たくさんモノゴトを見たり聞いたり話したり、
そして行動する経験を重ねる、などといった“見える力の養成法”があるで
しょうが、所詮一人では限度がある話。モノゴトを創造したり、課題解決法を
発見したりするのは、やはりいろんな種類の興味や経験を持つ人との交流の
中でやると見つけやすいのかと思うのです。「お時」もあの時、13番線ホームに
3人でなく一人しかいなければ、発見されたのかどうなのか・・・。ではまた。

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author:リーダー發育講師, category:総 論, 10:28
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