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権威と誤謬
JUGEMテーマ:ビジネス

 
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 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-12-26   No.440
   先勝          権威と誤謬
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思いこみというものは、良い結果と良くない結果を産み出すものです。私の場合
思いこみをした場合、ほとんど良い結果にはなりません。。。

良い結果を出すのは、総じて言えば“思いこみがモチベーションを上げる場合”
です。成功者の話などを見聞きしますと、よくあるのはメンターに出会い、その
言葉で発奮したとか(その言葉は皆が知っているような言葉でも、僕だけに
言ってくれたんだ、などと)勘違いをして突っ走っていたら、結果が出て大成功、
などということがあります。

物の発明なども例えば量を間違えるとかして思わぬ発見をするケースもしばしば
起こります。

リーダーあるいはチームメンバーを評価する立場の人が、典型的で分かり易い
誤謬をするのが人事考課においてです。

よく“ハロー効果”という言葉を聞かれると思いますが、大きな出来事(大失敗、
大成功という類)が、大変大きな印象となって、その他の“事象や事実”が評価に
されなくなってしまう傾向にあることを意味します。


以上は、ある意味、個人あるいは個々の出来事について述べましたが、これが
チームのマネジメントになると、様相が変わってきます。


すなわち、リーダーによる誤謬は、チーム全体に影響を与え、大変な損失や他者
への迷惑をかけることになってしまいます。リーダーは常に最終判断をする責務
があるのですが、その瞬間において“勘違い”をしてしまうことが人間ですから
起こり得るのです。

普通に考えれば、サブリーダーなりメンバーが気付き、それはおかしい!と
いうことになる筈ですが、一般的にはそう“なりにくい”ものです。おかしい・・・
というにはそれなりの裏付けとか準備が必要だから指摘しにくいものなのです。

加えて言えば、そのリーダーが権威ある人ならば、なおさら、ということに
なります。

このことは、決してヒットラーとか北朝鮮のような政治的リーダーのことだけ
を意味しているのではありません。例えば、話題になっている原子力委員会とか
のチームもそうだし、医療チームなどのミスもそうだと言えますし、何よりも、
身近な会社での会議などにおいても起こっている事象ではないでしょうか?!

相手が主任だと反論するが、社長だと急に黙ってしまう・・・などという事象です。

『権威がある人だから正しい』という思いこみは、従うチームメンバーが、
つい持ってしまうものです。従って、リーダーとしての誤謬対策は、忠告を
してくれる優秀なフォロワーを育てる、リーダー自身が心広くメンバーの意見
を聴き入れるようになる、などが挙げられますね。

『私は社長(リーダー)で権威があるから正しい』・・・というのは“思いこみ”
と、いうではなくて、単なる“うぬぼれ(自惚れ)”というものなのです。
くれぐれもご注意あれ!


 
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<編集後記>
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先週22日、私にとって一年で一番嬉しい日、冬至を迎えました。これから、
日一日と明るい時間が長くなってきます。明るい朝を迎えることは大変嬉しい
ことです。元気が出ます。
さて、一方で、年の節目も間近です。今年は、大震災と原発事故という大きな
悲しい事件がありました。個人的には、震災とは関係ないのですが、妹が他界
し、三人兄妹の一人が欠けてしまった、というのがとてもショックでした。
あの時あれをやっておけば良かった、という事がいろいろ思い出されるものです。
後悔先に立たず、です。
読者の皆さんには、今年も拙い文章を読んでいただき本当に有難うございました。
来年は一日得する年です。366日先ず元気に明るく楽しい年になりますよう、
皆さんと一緒になって頑張りたいと思います。宜しくお願いします。感謝!

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author:リーダー發育講師, category:総 論, 09:46
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言葉の定義
JUGEMテーマ:ビジネス


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 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-12-19   No.439
   大安          言葉の定義
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事故を起こした福島第一原子力発電所の原子炉が、安定化の目安である「冷温
停止状態」を達成し、事故収束を目指した工程表のステップ2を完了した、と
宣言したところで物議をかもした、のはご存じの通りです。

この"物議をかもす”という問題は、当然の如く起こったものであると言え
ます。私も不勉強と言わざるを得ないのですが、先ずは、その工程表がどこに
提示されているのか探しました。(見つかりません。ご存じの方はご教示下さい)

何故なら“工程表のステップ2”というのは何を表わし、この後、ステップが
50も100もあるのかどうかも分かっていない国民の一人としては、意味が
分からないのです。

ましてや「事故そのものは収束」という言葉の一般的に感じる意味合いが、
霞が関と被害を受けた現場では、感覚や感情に大きな隔たりがあることを発信者
側は認識できていない、そのギャップに受け手側が驚かされるのです。


公私を問わず普段の生活においても「何?その言いぐさ」などという言い方
をしたり感情に走ったりするのも(状況こそ違いますが)ほぼ同じようなもの
です。
即ち、相手に意思や意図が伝わりきれていない状態ですね。


最近、私は命題的に“コミュニケーション”って一体何だろう? ということ
をことあるたびに考えています。
1ヶ月ほど前の当メルマガ“第436号”で新卒採用で注視しているのは「コミュニ
ケーション能力」が第一位としましたが、この能力ってどう定義してどう評価を
しますか? ということです。

多分、この言葉に対する定義付けをする場合、それだけでも大した議論になる
はずです。そこを、あえて観念的に私なりの考えを書くとすれば“言葉の定義”
の共通化を図ること、図ることが出来る能力・・・などと表現できるかと思います。

分かり易く言えば、日本語と外国語の関係です。言葉の意味が分からない限りは
共通の認識どころか、感情的に受付終了という事態にもなりかねないものです。

出典元が記憶から外れているので、そのままの表現ではないですが、良い表現
がありました。「コミュニケーション」というのは、発信者側が発した言葉、
すなわち、発信者側がコーディングしたもの、を、受信者側が、デコーディング
する状況をいう、というものです。(注:コード・デコードの定義は“編集後記”
参照方)

分かりますか?発信者のコーディング形式と受信者側のデコーディング形式が
一致しない限りは、コミュニケーションが取れた、とは言えない、ということ
です。

人それぞれ、価値観や主義や趣味・嗜好が異なるものです。100人いたら100
種類です。だから、100点満点のコミュニケーション能力を発揮することは実は
誰も出来ないことなのです。


ただし、諦めることもありません。外国語も話すうちに段々と言葉の定義づけ
やその意味合いが分かってきます。お互いのコーディングの形式の違いも分かる
ようになってきますと、お互いに適切な翻訳器を持つようになるものです。

コミュニケーションというのは言葉の定義の擦り合わせをお互いに努力する
行為のことだ、と言えましょう。



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<編集後記>
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無理やり結論を書き納めた感がないとは言えませんが、感覚的にはご理解頂けた
かと思います。コーディングとは、IT業界で使う言葉として「抽象的な設計
文書の内容を、プログラミング言語を使って具体的なコードに変換していく」
という意味合いであり、デコーディングとは、「ある一定の規則に従って別の
形式に変換されたデータを元に戻す」という意味合いなのです。
コミュニケーションの本質は、心と心の交流をいうのですが、その前に立ち
はだかる障害を取り除く作業が出来る能力を「コミュニケーション能力」と言い
一方的でなく互いの努力が必要である、ということなのです。主題の「言葉の
定義」というのはこれを象徴的に言い表わしたものなのです。ではまた。

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author:リーダー發育講師, category:総 論, 10:00
comments(1), trackbacks(0), -
ゴールより先に線を引く
JUGEMテーマ:ビジネス

 
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 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-12-12   No.438
   仏滅        ゴールより先に線を引く
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スポーツの秋は通り過ぎたので適切な例と言い難いのですが、分かりやすい説明
のためよく使われるのが、短距離走のゴールライン。

人は、ゴールを見定めますと、そのゴールに向かって進むことができます。
しかしそのゴールが目前になってくると突然のごとく失速させることがあります。

これで終わりだ、とか、勝負に勝ったぜ、とか、その思いはさまざまだとしても、
一つ考えていたことが終わることになるわけですから、それが自然なのかも知れ
ません。良い意味では、勝負の余韻だとか苦労の余韻を味わい自分を慰めている
時、といえるのでしょう。


このゴールのことを、私たちが普段事業で設定している“目標”という言葉に
置き換えてみましょう。

目標達成寸前で手を休める・・・よく頑張ってここまで達成できたなぁ、と思いに
ふける・・・現実にはそういうことはほとんどないかも知れませんが、目標(数字)
さえ達成すればOKだと考えると、ゴール近傍で自然に張りつめたモノが緩むもの
です。

逆に、達成不可能と思えた瞬間に気が萎えてしまう、ということもあります。


ここにおいて、この緩みを最後まで引き締めるには、2つの考え方があると思います。


●一つは、ゴールの線をさらに先に引いておくこと
●もう一つは、仲間との相互扶助のために目標達成者が更に先に進み全体を引き
上げること

徒競争は、最後には一人一人の競争ですから早く到達することが大命題です。
従って、ゴールを更に先に引くということは、その個人の力をゴールの先まで
引き延ばし、結果として、早くそのゴールにたどり着かせるようにさせる、という
ことです。

言い換えますと、目標管理の目標数字をその人の持つゴールより少しだけ高く
設定する、ということであり、皆さん方はすでに実行していることだと思います。


もう一つの、相互扶助についてですが、基本的な考え方としては、チーム全体で
目標達成し喜びを分かち合おう、というマインドの必要性を訴えるものです。

言い換えますと、チーム内の何人かが目標達成しても、達成した人はチームの
牽引役として、個人として更に数字を伸ばすか、または、未達成の人の後ろから
押してあげる役をする、ということです。


企業の持つ風土や社長などリーダーの資質にも影響されるのですが、私としては、
後段のチームプレイを大事にしたいと思います。何とならば、
これこそ、ゴール(ある期末)が終わりではなく、その先のゴールや事業目的に
向かうエネルギーが組織として培われる、と考えるからです。


ただし、昨今騒がれています教育界での「皆で手をつないでゴールしましょ」
という思想ではありません。お互いの競争もないところでは「目標達成できない
のはお互い様よねぇ」などと言って、ただ慰め合うだけで、組織を活性化させる
どころか腐らせるものです。

そうならない為にも、リーダーとしては、組織の中の牽引役をしているメンバー
へ適切な評価をし、報いてあげることも併せて必要なことである、ということは言う
までもありません。

組織の力を引き出す力、ゴールより先に線を引く力・・・これこそリーダーに求め
られる力なのです。


 
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<編集後記>
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私自身、思い出深いものは、オート・キャンプ協会で理事を勤める直前の時期で、
世界大会が島根県で開催された時、その閉会式の時に大テントの天井を仰ぎ見、
涙したことがありました。これで全て終わった・・・と思いながら。その時は、
まだリーダーの立場ではなかったので、ただただ感動を味わっていたものです。
でも、その感動が次へのエネルギーになったのは間違いないと18年経った今でも
思い起こされます。過去の良い思い出にふけるのは年をとったせいか。まもなく
年の瀬、そして新年。良い新年になるよう師走を掛け抜けたい、と思います。
皆さんと共に!!

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author:リーダー發育講師, category:総 論, 11:44
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我が師
JUGEMテーマ:ビジネス

 
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 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-12-6   No.437
   仏滅          我が師
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最初の文字変換で、やはり和菓子と出ましたが、私の師匠という意味合いで
今号はタイトルをつけました。

この言葉を聞くと、恐らく全ての人がそれぞれに、その想いが湧いてくるもの
だと思います。必ずしも成功者とか社長だとかでなく、学校の先生だったり、
先輩だったり、親戚のおじさんだったり。。。と。

実はこのテーマは、今年の5月第394号で取り上げたものでもあります。そこでは、
宮本武蔵の「我以外皆師」という言葉を引用し、話を展開させました。

しかし、実際のところ“我以外皆師”という心構えでおられる人も数少ないこと
でしょう。一方において、私には師匠と言える師がいます、といえる人もまた
少ないのではないかと思います。
そして、私はあなたの師匠です、と近寄ってくる人もいないでしょうし、公私を
問わず尊敬と信頼ができる“師”という人物も探せば見つかるとは限らないもの
です。


もちろん皆が納得する“師匠の理想像”というものは、この世に存在しないもの
だと私は思っています。なぜなら、人それぞれに想いが異なるからです。
あくまで“師匠”は「あなたが作る特別な人物像」ということなのです。


ここにおいて、あなたが経営者だとしましょう。経営者は一般的に、相談する
相手が少なくなるか、いないケースが多いものです。
特にオーナー経営者は、周囲の人に悩みを打ち明けることができない、という
ことが多いようです。

経営者だけの話ではなく、“人”には自分というものがあり、目が前について
いるのですが、自分の目で自分を見ることがなかなか難しいのです。これは、
物理的には鏡というものがあるのですが、心の鏡というものは、磨いても磨い
てもその映りが満足のいくものにはなりません。

そこで、この象徴的な心の鏡としての師匠がとても大切な存在になるわけです。


私が勝手に思う師匠像は、
・正反対の思考回路を持つ人
・あまく包むだけでなく、時には、諌めるような厳しさも持つ人
・行動パターンが異なる人(理論派に対する実践派のようなもの)
・性格の埋め合わせになるような人(慎重と豪放磊落)
・趣味、スポーツなど仕事とはかけ離れたところで何かに秀でた人
  (仕事と離れたところから自分を見ることができる)


本物の師匠と話をすると、話の中で“気付き”を覚え、考えが整理でき、解決策
のひらめきが起こったりするものです。それは、必ずしも、直接的なアドバイス
でなくとも問題点を単純明快に指摘していただけるだけで、気持がすっとするもの
です。

私の場合「トムよ、お前は陸が動かないと思っているだろう」という言葉で
目を覚まされた記憶が10数年間旋律的に残っています。




師匠が今いない人は師匠を求める前に、自分の求めるものを明確に整理しておく
必要があります。何でもそうなのですが、人との出会いは、常に思うことがあって
想う人にあって“ハッ”とするものではないでしょうか?!

求めよ!さらば与えられん・・・という言葉は、ここでは“我が師”のことを示唆
しているのです。



 
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<編集後記>
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年末にあたり、再び“師”というところに想いが当たるというのは“師走”の
せいでしょうかね。「師走」という言葉を、ネットで調べてみますと、その
語源にいろいろな説があることが分かります。師走の由来は、僧侶(師)が
年末の念仏唱えで忙しく走り回るさまという説がある一方、師走坊主といって
坊主の仕事がない月だとする説まで含めていろいろあります。私なんかは、
子供のころに覚えたのは、先生(師)といえども年末にはお金がなくなり、
逃げ回り何とか年を越そうとする月のことを言うのだ、と。おーっと、私の事
か?!ハハハ。今日も走るぞぅー(笑+汗)

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author:リーダー發育講師, category:総 論, 09:35
comments(0), trackbacks(0), -
自 立
JUGEMテーマ:ビジネス

 
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 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2011-12-5   No.BANGAI
   先負          自 立
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(今号は、番外編。筆者のつぶやきです。気楽に流し読み下さい)


大学の3年生・3回生は、12月より本格就職活動が開始できることになりました。
時代の流れとはいえ、昨今の厳しい就職戦線は、単に国内学生同志の競争
のみならず、中国・韓国の優秀な人財の国境を越えた攻撃を受け、ますます
激しくなっているようにみえます。

現在の経済環境から判断しますと、その厳しい就職活動に対してどのような
理屈を言っても仕方ないのかも知れません。でもやはり、安定就職を思うあまり、
公務員や大手企業への就職、いや、就庁・就社に拘り過ぎているように思わざる
を得ません。

未来を正確に予測できない中では、せめて、現在の安定を求めるのはやむを
得ないこととはいえ、人生の約半分を仕事を通して生活の糧を得、社会に貢献
していくことになるわけです。

言いたいことは、現在の(経済)社会が将来も同じであるとは誰も保証すること
が出来ない、ということです。


私自身、大学を出る時「学校の先生になりたい」と親父に話したら、にわかに
反対されたのです。その当時、学校の先生では飯を食うにはあまりにも低給料
だったからなのです。
そして、私は、たまたま最初に受けた某大企業にたまたま就社できたのでした。


時代は、30数年の年月を経て、その間に何が起こっているか?

学校の先生のみならず公務員と言う公務員はすべからく、高給料。安定した老後
を保証される3階建の年金制度。中央官僚においては天下り天下。本来国家や
民を思う政治家がいつしか政治屋になったために、官僚が権力と金力を握る、と
いう構造になってしまっています。(こう言い切ってしまいますと誤弊も生じ
ますので話は半分で読んで欲しいのですが)

一方、私が就社した会社で最初に勤めた工場は、現在その作業服が1種類から
5種類になっているのです。これは事実なのです。そうです、昔の工場は5社
の会社に分割されてしまったのです。さらに言えば、その内の一つは海外との
合弁企業の一工場になっているのです。


さて、今からの30年・40年という年月を考えるに、経済社会や構造が、果たして
今のままで存在していると言えるでしょうか?

ほとんど否と考えるべきではないでしょうか?!



このメルマガは多分学生さんはどなたも読んでいないでしょう。上記の文章は、
学生さん向け・・・とも言えるのですが、現在リーダーとして活躍されている方々
なら尚更、こうした若い人たちに“未来の夢”を持たせられる企業にしていく
必要があると申し上げたいのです。

そのために、学生に自立せよ。自律行動せよ。というように、企業においても
自立し、自律行動ができるようにせねばなりません。


自立する・・・ということは、他社の支えがなくても成り立つ会社。すなわち、コア
をもったあるいは独自性のある企業になることだといえます。狭い分野の深堀り
企業がこれからの理想の会社ではないかと考えるのです。

その上で“協同”という形で、得意分野を寄せ集め新しい企業体を模索することに
なれば新しい展開、そして夢が望める、と、考えるのです。



 
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<編集後記>
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時速が速く感じる師走となってしまいました。新しい年を迎えるに残るは1ヶ月。
口では、というか文章では聖人君子のようなことを宣うておりますが、そこは
人間。数点くらいは“自分で誇れる成果”はありましたが、かなりのこぼれた
アイテムが気になります。あと1ヶ月。もう1ヶ月。まだ1ヶ月。4週間。


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author:リーダー發育講師, category:総 論, 09:35
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