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組織崩壊の2つの大きな問題
JUGEMテーマ:ビジネス

 
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 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2012-8-20   No.473
   先負      組織崩壊の2つの大きな問題
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今朝の日経ニュースメールで『シャープが事業売却など追加リストラの検討を
始めた。・・・「聖域」を設けないリストラになる見通しだ。・・・』と書かれて
いました。
そして、ここ一週間の内に、ニュースはこの経済界ばかりでなく、毎年何か騒動
が起こる8月15日前後で、政界を揺るがすような事件を私たちは目にしてきました。

こうした中、先日のNHK放送の中で、先の大戦の終戦に至る状況をいろいろな
角度から分析している放送を見て、戦争ではないものの、まさに今起こっている
福島原発の事故とも重なり合うような組織的問題を教えられた気がしたのです。


大きな問題の一つは、国家というような大きな枠組みの中にあるそれぞれ専門の
各組織において壁を作る・・・という問題です。これは民間企業でいえば大企業の
各事業(本)部間で壁を作る・・・という問題とまったく同じです。

組織の欠点は、縦に割って互いに情報を隠しあう体質が、ある意味自然と醸成
される、ということです。

終戦前の話が分かりやすかったのですが「ソ連も参戦しますよ」・・・という情報
はすでに5月には入っていたんですね。この情報は、多分、軍部しかも海軍と
陸軍という壁もあったことが原因で、御前会議においてさえ、この情報が天皇
陛下に伝わらなかったそうです。(結果論ですが)もし、その御前会議で
リーダーたちが腹をくくることが出来たならば、その後の、原爆を含めた
40-50万人以上の人たちの命が助かっただろうと言われています。


それともう一つ終戦前における戦略上の大きな問題が挙げられます。それは、
『決めなかった』と言う問題です。所謂、先延ばしをしてしまったことです。
これが福島原発の事故と大きく重なる部分です。

それが証拠に、事故以降、今何年経ってますか?これから先何年後にどうなる
のでしょうか?汚染土の中間貯蔵は良いが、最終貯蔵はどうするのか?原発の
廃棄物の最終廃棄する場所は(所謂、トイレは)どうするのでしょうか?
事故原因を追及する手段の一つの会議における議事録は一切取らず、原因は
棚上げ、情報は非開示。。。

放射線検査は文科省。食物は厚労省。発電所は経産省。その他、環境省、さら
には国交省、などの壁を外したプロジェクト活動はお役所には不向きなのかな?

思いだして下さい!日本のリーダーたる野田総理が<2011年9月2日 記者会見>
において『何よりも最優先で取り組まなければ いけない課題は、原発事故の
一日も早い収束です。・・・福島の再生なくして日本の再生無し』と言いました。
・・・状況から鑑みますと「日本の再生はない」ということなのでしょうか?


私、あるいは私たちは、政界は政界でプロにお任せするとして、産業界において
企業という組織を戦略をもって動かしていかない限り、企業間戦争においての
勝利はありえませんし、決断が遅れれば遅れるほど、ダメージもまた大きく深く
なる可能性が高まります。

その点で、冒頭に挙げました“シャープ”。リーダーたる幹部の苦渋の決断が
早かったのか遅かったのかはともかく、どうしても、解雇を伴わなければなら
ない状況に至ったことは本当に苦しい決断だったと思います。
というのも
私自身、小規模ながらも一時は人を雇っていたこともあって、解雇する時のその
苦しみ、特に背後におられるご家族のことを思うと言葉で言えないつらいもの
がありました。何よりも解雇される側の方がもっと大変なのでしょうが。。。


企業においても、「情報が正しくリーダーに伝わっていない」と「戦略がない、
あるいは、見誤り(決断の遅れも含め)」・・・これでは必然的に「戦いに敗れる」
ということになります。そして負けてしまえば、リーダーもフォロワーもあり
ません。


リーダーも、そしてリーダーを支えるフォロワーも“何が正しいことなのか”
・・・会社という組織を死滅させるのは、必ずしもリーダーだけではない、という
ことも含め、“組織崩壊の対策”についてあらためて考えなおしてみましょう。




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<編集後記>
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書きながら、ずれてしまいましたが、この号で当初書こうと思ったテーマは、
企業活動における用語は全て(?)軍事用語からきている、ということでした。
基本的には、直接に殺人というようなものでないにしても、現場においては
“勝負”というものがあって、その為の戦術もあれこれ展開されています。
サラリーマン時代、購買部門にいて、朝一番から何日も訪問されたK社の戦術
には最後は太刀打ち出来ず、バイヤーとしては敗北したなぁ(^^)という思い出
があります。徹底戦術も時には五月蠅く感じ、結果が裏目に出ることもあり
ますから、現場の状況(戦況)を観るというのも怠らないことです。では。

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author:リーダー發育講師, category:戦 略, 10:15
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ひらめき発想の原点
JUGEMテーマ:ビジネス

 
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 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2012-8-13   No.472
   先勝        ひらめき発想の原点
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「ひらめき」「思いつき」って、突然に、何もないところから頭の中に神がかり
的にイメージが湧くこと、あるいは、形が見えることを意味します・・・という
説明は、完璧ではなくても、まぁ、そういうところだ、とも言えそうですね。

これを理屈っぽくいえば、一橋大学の野中郁次郎教授が示したプロセスモデル
(SEKIモデル)でいうところの「表出」というか「析出」といいますか、
暗黙知から形式知への変換点にあたるところ(即ち、見えないものから見える
ものへの変換点)であり、

そして、もう一つ。形式知から“新しい”形式知への変換とされる「連結化」の
部分を示す、ともいえます。この“連結化”とは、いろいろな知っている
(見えるもの)を足したり引いたりすることを意味します。


こうしたひらめき現象は、一人で考えて湧きあがるものと、いろいろな人の
意見を聴く中で連想的に思い浮かぶもの、の2つのとらえ方があります。

いずれにしましても、ブレーン・ストーミングと言うような恰好で次々と思い
浮かぶ発想をどう捕まえて、纏め、そして単なる思い付きでなく、ビジネスに
まで発展させていくこと、、、これが実務的には必要で大切なことなのです。


世の中には、ひらめきを捕え押さえる発想支援ソフトや情報整理ツールといった
小道具(ソフト)が数多く出ています。賢明なる読者のあなたはきっと既に使用
済みでしょうが、基本的に

カードを作るもの・カードを整理/整頓するもの
マンダラ式のもの・マインドマップ等など

各種のソフトがフリーのものから有料のものまであります。

こうしたソフトは、使い勝手が良いという人もいれば、全く逆の意見を持つ人も
います。私もカードをやったことがありますが、正直、カードを作るのが面倒。
カードを作ることに気を取られ、発想が固まるような気がするのです。マンダラ
形式のものも個人的な意見としては、悪くはないが一覧性に少々難あり、と。

結局、今でも使っているのはマインドマップ・・・だけです。


基本的に、新しい発想を生み出すための基本ステップは、ソフトを使おうが
使うまいが、

・発想の元となる自分の知識や体験を収集整理すること
 (これには普段からのインプットが多いほど良い)
・収集整理した情報を一度解きほぐすこと
 (不要な情報の破棄と必要な情報をまとめておく)
・新しい形やイメージを創り上げること
 (ひらめきを逃さず如何に形にするか)

ということになるのですが、「ひらめき」発想というものの原点は、その
“もの”や“こと”あるいは“ひと”に“熱意”と“関心”がどのくらい強く
あるのだろうか・・・ということに尽きるのです。

俳句をひねってみよう、とする時に、あなたは一体何を考えるのでしょうか?
俳句もひらめきの一種です。「出来た!」と思ったその瞬間の状態は、ある
“もの”や“事象”を真剣に眺めたり感じたりしていたはずです。

そうでない限り、路傍の石は石ですし、石がたくさんある、それだけの話です。



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<編集後記>
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オリンピック終わりましたね。選手は国を代表し、だからこそ、国歌・国旗が
歌われ掲揚されるわけです。そういう意味では、終盤の韓国の一選手が国を
代表して政治的な行為をしたのは、この場においては、大変後味の悪いもので
残念なことです。
また、選手はそのように国を代表する一選手ではあるのですが、一方でまた、
個人的には自分磨きの場でもあります。そのことを、最終日のレスリング男子
フリースタイルで金メダリストとなった米満選手の言葉が耳に残りました。
正確な言葉ではないのですが「格上の選手とあたるグループに入ったのが嬉しい。
そうした強豪に立ち向かって勝つことが、昨日の自分より一段上にのぼれるから。
比較するのは“昨日の自分とどう違っているか”であり、その過程の中で、
オリンピックの金メダルがあるだけだ」・・・といったニュアンスの言葉。
僕はこの言葉が今回のオリンピックの中で“一番かっこいいな”と思いました。

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author:リーダー發育講師, category:総 論, 16:34
comments(0), trackbacks(0), -
LINEにまだ乗っかれない
JUGEMテーマ:ビジネス

 
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 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2012-8-6   No.471
   赤口        LINEにまだ乗っかれない
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昔は本当に情報の価値に無頓着でした。個人情報なんて言葉も聞いたことがない
時代がずーっと続いていました。卒業アルバムしかり、住所録を書いたものは
バンバン流し、何の問題もなかった・・・と思われていました。

ビジネスにおいても然り、で、私も工場に勤めていた数十年前には、今でいう
「情報システム部」も、私は部外者であっただけに「あそこの部門は経理処理を
速くする部門だ」と思っていましたし「戦略的情報システム部」・・・等と名前を
つけ変えても「一体、何やってんだろね?」てな感じでしたね。


かなり情報のやり取りが簡便でかつ豊富になったと感じるようになったのは、
1980年代になってから・・・すなわち、ファクシミリというものが、一般
商品化され出した頃からだと感覚的に思います。

というのは、当時まではテキストで情報のやり取りをするのが主流。FAXは、
絵や写真(解像度によりますが)という普段使う普通の情報が遠隔地間でも
やり取りできるようになったから、驚きの情報流通の変革期だったのだと、私は
そう考えています。


そして、何よりも大きな変革を促されたのは「インターネット」という代物。
特に、1995年にビジネスの世界だけでなく一般に広がっていったことに
よって大きく変わっていったことは、あえて言うまでもないでしょう。

この17年間、世界の情報流通の仕組みが全く変わろうとしています。それは
情報の伝達スピードが尋常ではない速さになろうとしているからです。しかも、
それを一般の人が簡単に利用することが出来るようになってきているのです。


私は、いわゆるガラケーというものを一度も使ったことがなく、PHS電話
から入り、それが進化した時代に、電話付きPCのような(WILLCOM WS007SH)
ものを使い、そして、某社のスマートフォンに乗り換えたのでした。

このスマホを使っている私に「何が便利なの?」と使っていない人が聞いて
くることがありますけど、どう説明すればいいのか、一瞬戸惑います。なんと
言いますか、多分『生活の一部』と答えれば良いんでしょうか。


そして、個人情報の開示は、その生活の一部の中で、次第にかつ無意識のうちに
行ってきているのです。Googleを何らかの形(例えばg-mail)で利用されている
方は「個人情報をいろいろなサービスの中で共有しましてあなたへのサービス
の最適化に有効活用しますよ」・・・というものに自動的にこの3月から同意して
いるのです。

法律の公告・公示というものは、一応、官報とかお役所の掲示板に提示すれば、
広く“公衆の知るところに示した”ということで法律をいちいち個人に知らせ
なくても良いようになっていることはご存じの通り。そして、その法律は知ら
なかったではすまされない、というのもご存じの通り。

このように本人が認識しようがしまいが、いつの間にか、個人情報を使って
良いよ、と許可を出してしまっているのに気付かない・・・という問題とも言える
状況になってきている・・・そういう意味で、個人情報も“便利な生活”という
価値と“個人情報”という価値の等価交換(?)をする時代になっていると認識
すべきだと思うのです。


そこに“facebook”の利用者増加率を追い越すような勢いの怪物が出てきている
のがタイトルに挙げた「LINE」というもの。これは韓国籍のSNSといって
良いと思うのですが、日本のだと良くて他国は良くない、とも一概に言えないが
ご判断はあなた次第、としか言いようはありません。

私は「LINE」にまだ乗っかれない、というのも上述のような“価値交換”
の検討が終わってないからなのです。


こうしたことは、ビジネスとは切り離して考えたいところなのですが、
『生活の一部』というのは、公私わけにくいところでもあることによって、会社
の機密情報がいつの間にか公開情報になっていたり、とも限らない状況になるの
ではないか、とも言える時代になっているわけです。


せめて行うべきは、公私混同を避ける会社生活・個人生活をというものを考え
なければならなくなった・・・と“認識すべき時が来たのだ”ということです。



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<編集後記>
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8月7日は立秋。暦ではもう秋になろうとしています。セミは、一生懸命相手を
探すために泣き叫んでいます。
人生の相棒探しも、昨今ではインターネット経由が多くなってきていますが、
個人情報の開示に関しては、ここでも要注意。かといって、何だかわからない
情報では相手も寄ってこないし・・・
いずれにしても「真実はリアルの世界にしかない」「答はリアルの世界にある」
ということです。頑張ってください。

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author:リーダー發育講師, category:I  T, 17:37
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オリンピックにみる個と集団
JUGEMテーマ:ビジネス

 
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 The Professional Playing Manager PPM戦略考
  2012-8-1   No.470
   先勝      オリンピックにみる個と集団
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オリンピックも、サッカー・水泳・体操・柔道など、プログラムに従って粛々と
進められています。

マスコミ、そして一般大衆にとっては、メダルの数が一番の価値なのかも知れ
ませんが、こと柔道においては、銀メダル・銅メダルに対して“おめでとう”
という言葉に、私はかなり違和感を覚えています。

柔道もスポーツになったものだから仕方ないのでしょうが、本来は武道。生死を
分かつ攻撃や護身の技を磨き、いつでも生死線上に立てる心の構えと鍛錬が必要
なのだ、と言えるものです。

それゆえ、スポーツといえども、一瞬の隙で生死を分けるような厳しさが欲しい
ものであり、戦いにおいては“金メダル”(すなわち、最終勝者)以外は死と
同じものなのだ、と考えれば理解しやすいのかも知れません。

“有効”一つの判定で、時間稼ぎして逃げ回り、時間がきたら飛び跳ねて喜ぶ
外国人の勝者(全てとは言いませんが)はスポーツゲームとして楽しんでいるの
でしょう。

もちろん、勝負の状況次第では“逃げるが勝ち”という言葉もありますから、
常に戦うことがゼッタイ強い、と言えないのかも知れませんね。


これに対抗するように存在するのが、比較的球技に多いチームプレーとして戦う
「サッカー」などが挙げられましょう。

基本的には個々人の持つ技量が大切なのですが、個人の技量の総計が勝負を
決めるものではありません。自分の守備や攻撃範囲は大切にしながらも、かなり
流動的なポジショニングを図ったり(あるいは謀ったり)して敵をかく乱し
ながらも勝利をもぎ取る、というものです。

ここには、個人の生死よりもチーム全体の生死をより大切にしなければ・・・
という考え方になります。悲しいことですが、リアルな戦争においては、この
悩ましい判断がリーダーに求められることにもなるのです。


この“個”の戦いと“チーム”の戦いの間に入るようなものとして、体操や
アーチェリーなどの個々の技量の積み上げによって勝敗を分ける“団体戦”
というものがあります。
これは、まさに“自分”との戦いをする中でチーム全体のまとまりも求められ
勝敗を分ける、という戦いになるわけです。

この戦い方は、自分だけ良ければよい、というものでは当然ないのですが、
戦っている間は個人戦、終わった結果で団体の戦局が決まる、というものです。

リーダーはいるものの、そのリーダーもまた個人としての戦いに挑まなければ
ならないのです。


このようないろいろな戦いをあえてビジネスの世界と対比させて考えてみますと、
結構学べるところがあるのではないでしょうか?!

     個  個の集団  組織化された個の集団

個の成長はいずれの場合でも大事・・・とはいえ、繋がりのない個の集団は集団と
しての成長はありません。組織化された個の集団は、個の成長とともに組織の
力として成長する可能性が大いにある、と言えましょう。


オリンピックを楽しみながら、学ぶところもたくさん探したいものです。




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<編集後記>
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たまたま見てたのですが、某テレビ番組で、体操で使用する“鉄棒”や“床”に
ついてオリンピックで使用のフランス製のものと普段日本人が使っていた日本製
のものにある違いがあることを指摘していました。
・鉄棒は「上下のみにしなりを受けるもの」vs.「360度しなりを受けるもの」
・床は床下を「ゴムで受けるもの」vs.「ばねで受けるもの」
このことを知らないで現地に行ってたとしたら、大いなるミスですが、流石、
今年5月以降は、本番と同じメーカーのモノを使用して練習はしていたそうな。
男子体操の団体戦ではかろうじて2位になったのですが、その背景に何があった
のか・・・
かつて活躍した塚原さんが言ってのけたのは・・・「調整力」だと。器械に自分
の身体の感覚を合わせる、というものです。最初、何故落下が多かったのか?
何故、床体操がうまくいってなかったのかが少し分かりました。何事も学習也!

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author:リーダー發育講師, category:組 織, 15:59
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