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- つなぎと水で「信」を得る
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2012.10.11 ThursdayJUGEMテーマ:ビジネス
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The Professional Playing Manager PPM戦略考
2012-10-11 No.478
先負 つなぎと水で「信」を得る
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「信を問う」という言葉を某国首相が発して久しい・・・とはいえ、ここでは政治的
な発想でモノ申すつもりは一切ありません。ただ「組織とは何か?」という観点
からどうしても、この「信」という言葉が、人と人との関係において大きな存在
であることをここであらためて振り返ってみたいと思います。
実は、このテーマは、ここ1週間のいろいろな社会の出来事をみていて、「信頼」
ということが、人が生きる上でどうしても大切にしなければいけないものだ、と
一枚の紙にメモしたことからあえて取り上げたものです。
本紙で過去に何度か扱ったものですが、一つは、計器の信頼性という意味の信頼
そしてもう一つは、いじめ問題から想起しました教師と生徒間の信頼関係に言及
しました。
(2011-3-16付 No.373/2012-7-23付 No.469 参照方)
人は個人個人でそれぞれの想いがある中で、単に血液型や星座、その他の占いで
人生や人間関係が決まるわけではありません。個性と言われるそれぞれの人が
持っている固有の大きさ・性格・能力、そしてそれらを融合した“行動”と
いう形でその個人の意思を表現することになります。
リーダーが、組織を取りまとめるのに四苦八苦するような場合は、こうした
人が持つ動きにほんろうされてしまう状態の中で起きるものだ、と考えられます。
問題や課題に対する見方・考え方が人それぞれ根本的に異なり、感覚的に温度差
があったり、距離感のズレを感じたりするわけです。
それは、必ず起こるものなのです。
そして、組織として一体感を保つためには、そのような温度差・距離感を感じ
つつも、あえて互いに互いの位置を確認しあいながら、居場所を決めている、
と言えるのではないでしょうか。
人は基本的につながりがなければ、ある種、烏合の衆。
たまたま近くに居合わせただけの関係であって、集合でもなければ離散でも
ないという無関係の関係というのは組織ではありません。
その人と人の間に空間があるわけですが、そこに空気があります・・・というの
ではなくそこに「信頼」あるいは「信」というものが存在すると考えられます。
というのも、人と人とのつながりの中ではこの「信」というものがないと繋がら
ない、すなわち、蕎麦やうどんのつなぎのようなもの、と言えるでしょう。
この「信」が頼れるから「信頼」という言葉にもなるわけで、反対語は
「きらい(棄頼)」←もちろんこれは冗談です!!(^^ゞ
そしてもう一つ言い添えたいことは「信」を醸成する元となる大切なもの、
すなわち、水のようなものが“約束を守る”という行動・姿勢というものでは
ないでしょうか。
私は、リーダー向けセミナーでリーダーシップの原理原則は何かと参加者に問い、
手元でまとめた冊子に書いているものが、この“約束を守る”というものと意味
の通じる『言行一致』という言葉でまとめています。リーダーは、この一言で
その価値が決まる、と言い切りたいほどなのです。
約束を守れない・守らないリーダーへの評価がどうなるか、は、言うまでもない
ことでしょう。
組織を守るリーダーはこの「信」をどのようにメンバーとつないでいくか、
これに腐心して頂きたいと思うのです。約束を守る、言ったことは行う、
簡単で難しいこと・・・だからこそしっかりとリーダーに求められることなのです。
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<編集後記>
───────────────────────────────────互いに相譲ることは、口でいうのは簡単ですが、引くと押されることもあり、
なかなか難しいものです。ご近所トラブルは特に毎日近くにいることもあって
余計に互いが神経をとがらせてしまいます。
国同士も然り。何も日中韓だけに限らず、中東然り、アフリカ然り、地球上
いろいろなところで(残念ながら)紛争があります。
歴史的な紛争地帯記録が http://www.conflicthistory.com/#/period/1956-1959
などに出ていますが、少なくとも将来にかけても日本の周りでマークが入らない
ことを願うばかりです。
「信」・・・この一文字に命が懸かっているような気もします。ではまた。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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- 首脳同士のワークショップを提案します
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2012.10.01 MondayJUGEMテーマ:ビジネス
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The Professional Playing Manager PPM戦略考
2012-10-1 No.477
大安 首脳同士のワークショップを提案します
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先般某所の研修でワークショップを行いました。実務は若手講師にやって頂き
ましたが、中堅どころが対象だったこともあってそのテーマは、あえて茫洋と
したもので・・・『良い職場(会社)環境とは?』というお題で進めたのです。
後でされた発表をまとめますと、大きくは次の2つに集約されます;
(1)人間関係が良い状態であること
(2)組織として同じベクトル(目的・目標)を持っていること
実は、この結果をみて思い出したのですが『人間関係を良くするためには?』
というテーマで、今年の4月、同じように若手(入社3年以内)を対象とした
ワークショップを持ちました。
その時の発表では・・・
(1)気配り名人になる(目を見て正しい相槌を打つこと・丁寧に、笑顔で、
印象よく、マナーを身につける)
(2)仲間意識を持つために共通点を創る
(3)意見が衝突の時が大事であり、その時の態度が大切。その為には
「聞く姿勢が大事」「相手を認めて〜自分の意見をいう」
(4)いい人間関係を保つためには、自然体でいく(構えず自分らしく)
というものでした。
これを書きながら、つい現在のロシア・韓国・中国との関係について、想いを
馳せてしまいました。それぞれの首脳を集めてこのようなワークショップを
持つ機会が出来ればなぁ・・・などと思ったりもしました。
良い組織づくりをするためには、組織を構成する仲間が共通に持ちたい価値観
というものが必要です。ところが、現実的には、100人いたら100種類の価値観
がある、といっても間違いではないはずです。
その人間社会の中で「価値観が違う」と一言で言いきると100人いて他の99人と
相入れないことになるわけです。それは現実的ではないし、あってはならない
ことです。
ところが、政治的に『良い組織づくり』をするためには、必ずプロパガンダを
醸成してしまい、共通の敵を作り、価値観を合わせようとします。それが、中国
としてはかなり以前からある「対日(抗日)」という思想です。
経済においては、競争する相手同士で協定を結ぶことは、時には法律違反になり
ますが、政治の世界においては、積極的に協定・協約を結ぶことがお互いの利益
にかなうものだ、と思います。
逆に言って、そうしない限り“プラスはゼロ”でマイナスしかなく結局相互繁栄
もない、と言えるでしょう。
今この時期に、首脳同士(あるいは経営的にいえば、経営陣すなわち、組織のボス
として)がワークショップで正しい道を選択することが大前提となるわけで、今、
それが求められているのではないでしょうか?!
但し、その正しい選択も正しくフォローされなければ、いつの間にかうやむやに
なって再び同じ歴史を繰り返すことになってしまいます。
ワークショップをやりながらいつも思うことなのですが、ワークショップは否定
しないものの、「いつまでに誰が具体的にどうするの?」というところまで煮詰め
ない限り、研修の本当の意味が理解されることにはならない、と思うのです。
(自省をこめて)
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<編集後記>
───────────────────────────────────大阪は橋が多い。同じように筋が多い。牛筋もその内の一つ、ン?(^_^;)?
そういえば?『筋を通せば道理が引っ込む』という言葉がありましたよね?
・・・とあえて言いましたが、私が間違って覚えていたもの(のようです)。
ホントは『無理が通れば道理が引っ込む』のようでした。チャンチャン。
どちらにしても、やっぱり領土問題に絡みそうな話になってしまいそうなので、
この辺で筆をおかせてもらいます。ではでは。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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